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《留学レポート》語学留学とその先への挑戦

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ドイツ

名古屋商科大学「提携校サマープログラム」とは


名古屋商科大学の提携校が夏期に実施しているサマープログラム(短期集中留学プログラム)は、語学力をはじめグローバル人材としての自らの能力を高めるためのプログラムです。英語で専門科目を学ぶことで語学力、専門知識の両方が鍛えられます。

今回はコミュニケーション学部4年生の留学レポートをお届けします。


留学詳細


渡航国:ドイツ
派遣大学:ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン経済経営学部
     (フランクフルト大学)
選択科目:心理学、ドイツ語
期間:4週間

提携校サマープログラムに参加を志したきっかけ・動機

昨年、名古屋商科大学のフロンティアスピリットプログラムに参加し、約3ヶ月の間イギリスにて英語を学びました。今回は英語を学ぶ授業だけでなく、より難しいレベルに挑戦し、英語で専門分野を学んでみたかったことと社会心理学に興味があったのでこのプログラムに参加しました。ドイツを選んだ理由は、将来的に修士号をヨーロッパで取得したいと思っているからです。ドイツの大半の国立大学では授業料が無料であったり低額な場合が多く、外国人留学生にとっても負担が少なく魅力的な国です。そのドイツの環境が自分に合っているかを確かめることもプログラム参加の目的の一つでした。

プログラムを通して得た成果、学んだこと

講義は主にテキストで理論などを学んでから、ディスカッションやグループでケーススタディを考えました。クラスではアクティブに常に誰かが意見を述べていました。私は心理学専攻ではないので、渡航前に基本的な部分は自分であらかじめ勉強すべきだったと思いました。心理学には専門用語がたくさんあり、ある程度の知識がないと講義を理解することやディスカッションに参加することが困難でした。大半の学生がすでに心理学を専攻している学生でしたので、彼らの理解のスピードについていけなかったり、講義内容の半分も理解できない時もありました。何度もやめたいと思いましたが、自分で決めた留学なので最後までやり遂げると決め進みました。始まってしばらくは寝る間も惜しんで復習と予習をし、クラスメイトと勉強会を開くこともありました。それでも講義についていくことに必死でした。他のクラスメイトが小旅行に出かけている間も自分だけ部屋で勉強している日もありました。勉強はとても大変でしたが、筆記試験に合格できた時はとても嬉しかったです。

心理学の講義では、ディスカッションやグループでケーススタディについて考えることがよくありました。私は自分の考えや意見を伝えることが苦手でしたが、今回はそれを克服するいい機会でした。初めは「私は〜と思う。」としかいうことができませんでした。そう思う理由を補足することができず、グループの意見だけをただ聞いていました。しかし最後の試験がグループプレゼンテーションだったので、足を引っ張るわけにはいかないと思い自分の考えを伝えられるように考えました。他の人がどのように考えをまとめて発表しているかを観察し、自分の発表に活かしました。幸いにも私の拙い英語を最後まで聞いてくれる親切なクラスメイトに恵まれました。そして数をこなしていくうちに少しずつ自分の意見をまとめて伝えることができるようなりました。ディスカッションなどの上達には、経験を積むことが必要不可欠だと思いました。最後の試験もグループで分析し、解決策を適切に説明することができました。そして無事に心理学のコースを合格して終えることができました。

今回の留学では講義の全てを理解することができませんでしたが、英語力以外では自分の考え・意見をまとめて発表することが留学前と比べるとかなり上達しました。それがこのプログラムを通して得た最大の成果です。イギリスでの語学留学では日本語を話さないようにしていても日本人グループで固まってしまうこともありましたが、今回は日本人が自分のみという環境でしたので、日本語を話すことが一切ありませんでした。南米やヨーロッパから集まった多国籍のクラスメイトと一緒に講義を受け、異なった意見やアイデアが出る環境も海外で勉強するメリットの一つだと思います。


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