株式会社日本経営 冠講座《マーケティング入門》
- 教員 & 研究
- 授業レポート
小野裕二教授の「マーケティング入門」の授業は、名古屋商科大学と株式会社日本経営との産学連携の一環として、株式会社日本経営からの寄付金を財源に、マーケティングの最前線で活躍する人材をゲストスピーカー...
READ MORE
Case Method
瀧野一洋先生によるファイナンス入門では、F1のジャスティン・ウィルソン社をケースにアクティブラーニングでディスカッションしました。
F1の熱狂的ファンであるジョン・ターンブルは、有望選手であるジャスティン・ウィルソンに直接投資できるチャンスが巡ってきました。自分がジョンだったら投資するか否か、様々な項目を考慮した意見が学生から発表されます。
熱狂的なファンにとって、直接投資できるということは憧れでもあります。
ジャスティン・ウィルソンはF1レーサーとして有望な選手とされていますが、所属チームは実績のない資金難の弱小チームです。資金難のチームなので、ジャスティン自身もレースに参戦するために自己資金を拠出していました。そんな時、ジャスティン・ウィルソンに投資ができる会社が設立され、ジョンもこの会社に投資をしようか検討しています。
投資賛成派「投資のリターンが2倍になるなら投資をしたい」
投資反対派「10年間リターンを受けられるという話だが、スポーツ選手にそんな保証はないからハイリスクだ」
反対派「ジョンの投資資金は夫婦で使う予定であった資金であるから、妻の意見も聞いた方が良い」
賛成派「自分が投資し、応援している選手が活躍する姿を見ることはお金だけでなく人生の楽しみになりうる」・・・・・
ディスカッションでは様々な方面から考えた意見が出され、投資するかどうか決めることは容易ではないことを、学生たちは実感していました。
7週間のアクティブラーニングでのファイナンス入門の講義を終え、はじめは基礎用語さえわからなかった学生たちも、今では金融の流れを理解することができました。難しいと思っていた内容も、簡単だと思っていた内容も、どちらも学んでみると奥深く、「もっと詳しく知りたい!」と思えるようになったという声が寄せられました。このように、学ぶ姿勢もアクティブラーニングを通じて変化してきています。Term3からもこの姿勢を忘れず、講義に臨んでいきます。