株式会社日本経営 冠講座《マーケティング入門》
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小野裕二教授の「マーケティング入門」の授業は、名古屋商科大学と株式会社日本経営との産学連携の一環として、株式会社日本経営からの寄付金を財源に、マーケティングの最前線で活躍する人材をゲストスピーカー...
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Case Method
「MBAキャリアデザイン」は企業の第一線で働く本学ビジネススクール修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。
今回は、酒類・食品卸売業を展開する株式会社飯田より、山本直樹さんを講師としてお招きしました。
自社の内部環境・外部環境を踏まえ、生き残りをかけてどのような戦略をとるべきか。現実のビジネスにおける意思決定をアクティブラーニングで疑似体験します。
酒類流通業界は、販売規制の緩和や若年層のアルコール離れなどにより、メーカー間でシェア争いが激化し、価格競争に陥る状況となっています。
株式会社飯田では、刻々と変化する外部環境に対応すべく、酒類卸売業や、酒に関する様々な事業を中心に、グループ企業として展開してきました。
講義では、飯田グループの特徴の一つである多角化戦略を、今後どのように展開して行くべきかを議論しました。
酒類業界での既存事業を活用・派生させ、かつ、大企業が対応できないニーズに応える専門性の高いニッチ市場とはどのようなものが考えられるでしょうか。
「私は、『人生の節目に飲むお酒』を提案します。二十歳になった時に飲む定番のお酒が存在しないので、狙い目だと思います。二十歳に飲むお酒が市場シェアを獲得したら、2分の1成人式など、未成年の記念日をターゲットにノンアルコール飲料を提供する方向へ発展させていくこともできます。」など、学生からは斬新な意見が多数発表されました。
また、人事採用を担当したこともある山本さんからは、企業側が重視するポイントも教えていただきました。学生たちは「面接では聞けないことが聞けてよかったです。」「今の自分にとても響く言葉ばかりでした。」と山本さんのお話からたくさん学ぶことができた様子でした。