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企業と連携してマーケティングを学ぶ

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介


名古屋商科大学名古屋キャンパスでは2ヶ月のTerm制で授業が行われており、7週間で1つの授業が完結します。今回は第7週目の授業、小野裕二先生による「マーケティング入門」の授業をご紹介します。(前回の授業の様子はこちらから。)

今回の授業はホーユー株式会社の岡田様をお招きして行われました。

マーケティングとは…
「誰に(Who)」「何を(What)」「どのように提供するのか(How)」を考える、実践的な学問です。

本学の「マーケティング入門」の授業は…
ビジネスリーダーに不可欠な「マーケティングの基礎知識」や「マーケティングの知識を活用するスキル」に加えて、「課題解決に向き合う態度」を培っていくことを目的としています。様々なマーケティング上の課題に直面して、「自分ならどうするか?」をディスカッションしていくアクティブラーニングの授業が展開されています。

今学期の最終授業では

今回の授業の目的は第1〜6週までの授業で学んだ知識を実際の問題に活用することです。企業の現場で議論されている問題の解決に向けて、参加者の中から選ばれた4名の学生がホーユー株式会社の方に提案しました。
今回の発表者は4名です。参加者全員に向けて一人一人がプレゼンテーションをした後に、学生同士でそのプレゼンテーションに対して意見を出し合います。消費者だったら、メーカーだったら、販売店だったら…と様々な立場に立って、自分だったらどうするか?という意見を積極的に発言している姿が各所に見られました。
ケーススタディには正解がありません。参加者全員がそれぞれ自分が感じたこと・考えたことを発表していきます。他者の発言に耳を傾けることで、自分自身のものの見方が変わり、自分の考えがより深められます。

そして発表者のプレゼンテーションが終わったのちに、それぞれの発表に対して企業の目線からフィードバックを頂きました。

企業とのコラボレーションを通して


企業の方からは「割引などの値引きは最終手段」といった企業の実情を踏まえた具体的なフィードバックを頂きました。学生たちが頭の中で想像しているアイデアに企業の視点が加わることで、学生たちの提案が地に足のついた実践的なものになっていく様子が伺えました。

学生からは下記のような感想があがっていました。

  • 会社は営利を求める団体だということを実感しました
  • 企業で実際に行われているマーケティングの話を聞くことができ、マーケティングの重要さを感じました
  • 企業の生の声を聞くことで、企業が抱えるリアルな課題やそれに対する対策等がわかり面白かったです

企業とコラボレーションし、実際に企業が直面している問題を考えることで、会社に対しての見方が変わったり、マーケティングの面白さを実感できた生徒が多かったようです。

社会人とビジネスの話をする

学生時代に社会人と話をする機会は数多くあります。大学生活が始まるとアルバイトや就職活動などを通して、社会人と関わる機会が増えてきます。しかし、学生時代に社会人とビジネスについて話したという経験がある学生となると、その数は少なくなることでしょう。
実際の企業が抱える問題を認識し、それに対して社会人と話しあうことができるという貴重な機会を1年次から体験できた学生の学びはとても大きなものとなっているでしょう。

今回の授業を通して、社会人と話すことで実際の企業を見る視点が変わったり、ビジネスについて学べるよい機会となったのではないでしょうか。