《オンライン授業》アクティブラーニングで身につけるクリエイティブな思考
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アイディアを産み出すためには アイディアを産み出すためには、既存の知識を再構成し、新たな知識を産み出す必要があります。そのためには、創造性を導く思考スタイルであるクリエイティブシンキングが求められま...
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ケースメソッド
Case Method
伊藤武彦先生のロジカルシンキングの授業では、リーダーの視点を持ってディスカッションを行います。リーダーの視点で物事を捉えたときに何が見えるのか?そして、リーダーなら何をするべきなのか?という点を意見交換しながら考えていきます。
今回の授業では「アワード:Nカンパニーのコンテストでの評価2015」というケースを使用しました。ケースの内容は、架空の会社Nカンパニーにあるアワードという評価システムに突然の変更があったというものです。伊藤先生は学生たちに「この突然のシステム変更についてあなたはどう思いますか?」と問いかけました。その問いかけに対して、「突然のシステム変更だと混乱するからよくない」という意見や「会社をより良くするための変更だから良い」「以前にも突然の変更があったが、その時は何の問題もなかったから良い」等の意見が出ていました。このような学生たちの意見を受けて伊藤先生はさらに質問を投げかけます。「変更の内容に関してはどう思いますか?」「この会社内の社長や部長、委員長といった登場人物の関係性についてはどう思いますか?」
当初は上記の意見のように“突然かどうかという変更のタイミング”を問題としてあげている学生が多くいました。しかし、先生が視点を変えた質問を投げかけることで、学生たちは変更の内容や登場人物の関係性など…その他の視点から問題を見ることができるようになりました。このようにアクティブラーニングの授業では、授業内での他の学生や先生とのコミュニケーションを通じて、物事を深く理解する力を養います。その能力を基に、多くの学生が広い視野を持ち、社会で活躍してくれることを期待したいです。