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第13回海外インターン 『参加者の声』 第1弾 〜自ら考え動くことで成長できたマレーシアでの3週間〜

国旗

マレーシア

経済学部・経済学科3年 伴圭祐さん

マレーシアはマレー系、インド系、中国系などの様々な民族が生活する多民族国家です。そのため、それぞれの民族が織り成す文化や宗教が独特の雰囲気を作り上げ、行く先々の地域で違った顔が見られるのが特徴です。伴圭祐さん(経済学部・経済学科3年生)は人生二度目の海外インターンシップ先としてこの国に出逢いました。最初のインターンシップではベトナムの製造業を経験。その際はずっと受け身で作業をしていたことを後悔し、今度は自ら考え動ける人になりたいと、再チャレンジしたと言います。マレーシアの語学センターで日本語講師と事務を経験した伴さんですが、自分に課した目標を達成することはできたのでしょうか。


自らに目標を課して挑んだ二度目の海外インターンシップ


最初の海外インターンシップ先はベトナムに拠点を持つ日系の製造業を営む企業でした。工場のラインで組み立てを経験しましたが、指示された通りに動き、指示がなければ動かない。そんな働き方をしていたように思います。当時は初めての東南アジア、初めての海外インターンシップということもあり、雰囲気に飲まれてしまったのでしょうか、気がついたらインターンシップ期間が終わっていました。楽しかった思い出は残りましたが、何となくやり残したような悔いも残っていました。本学では在学中に2回までは海外インターンシップに参加する機会があるため、次こそは自ら考えて動けるようにしたいと、それができる仕事という観点からインターンシップ先を選ぶことにしました。そこで見つけたのが今回お世話になった語学センターです。B to C、いわゆる直接お客様の顔を見てする仕事であれば自分の色を出せるし、臨機応変に取り組むという社会性も身につくと思いました。

実際はどうだった?


まさに自ら考えて動かなければならない環境でした。そこで成功体験と失敗体験の両方を積むことができたと思います。日々のおおまかな流れは午前中に文法を教え、午後は練習問題と音読をさせる応用が中心でした。自分は午前中がキーになると思ったので、午前の授業準備にかなりの時間を使い、午後はその延長線上で行おうと考えていました。全てに全力を注いでは疲れてしまうと思ったからです。例えばプロのサッカー選手は自分のところにボールが回っていないときは全力で走りません。仕事についてもそのようなものだと理解し、うまく力を抜いてみようと計画してみました。ところが読みが外れ、午後の授業では時間が余ってしまうという失敗をしてしまったんです。

一方で多くの成功体験も積めました。例えば、当初目標に掲げていた「自ら考え動く」は日々実践することができました。社員の方から予定表をいただきタイムスケジュール通りに進めていましたが、そちらにある以外にも様々な業務が発生していきます。事務担当として作業をしてきたときは掲示物の作成、生徒の答案の採点をしました。また、講師担当の場合は教案という生徒の指導内容を予め計画しておくものを作ったり、事前に先生方にこの内容で授業を進めていいかを確認するためにアポイントを取ることもしました。自分一人でできる作業よりも他の人が関わる作業のスケジュールを先に組むことを優先し、効率的に進めることができたと思います。前述の失敗体験についても、まだ基礎を知らない自分が力を抜くことを選んでしまったのは間違いだったと思います。しかしながら社会に出れば優先順位をつけて取り組む作業とそうではないものが存在すると思うので、その辺りにメリハリをつけて取り組んでいきたいと考えています。

コンドミニアムで他大学の学生とシェアハウスも!


海外インターンシップでは通常現地のホテルと勤務先を行き来しながら生活することが多いのですが、自分の場合はコンドミニアムでシェアハウスをしていました。同室だったのは沖縄と東京の大学の学生でした。名商大の学生がいないということを当初寂しく思っていましたが、彼らと良い関係性が築けたことで勤務後もリラックスして過ごすことができました。東京の学生は英語を学びに来ているという違った訪問目的でした。同じ大学生とは言え、将来の目標も考え方も大きく異なる彼らからたくさんの刺激をもらうことができました。こちらのコンドミニアムは同じ職場の講師や社員の方も住んでいたので、生徒も混じえ外食をすることもありました。イスラム教徒の生徒としゃぶしゃぶに行った際にお肉を一切食べていないのを見た時はやはり自分は多民族国家マレーシアにいるんだなと実感しました。


海外インターンシップ、名商大で学んだこと

岐阜出身ですが、県外に出て大きい都市で学びたいと思い愛知県の大学を探していたところ名商大を見つけました。高校時代は語学系の学科に所属していましたので、それを活かして海外にて様々な経験ができる名商大に魅力を感じました。そのため入学当初から海外インターンシップに行こうということは決めていました。きっかけはそれでしたが、実際の学生生活ではそればかりではなく、例えばビジネスコンテストに出て大勢の前で発表する機会を得たり、その際に関わった大学院の先生方から貴重なお話をいただいたりという滅多にできない経験もさせていただきました。名商大ではただ机で学ぶだけでなく、ビジネスの世界で現役の先生方から最新のビジネスを学ぶことができるので、その点においても入学してよかったと思っています。

海外インターンシップでは、2回経験する中で計画を立てて行動するということを学びました。1回目のインターンシップのときは自主的に動くことがあまりできなかったものの、時間内に決められた数を終わらせるという点では計画性が求められました。そして、企業に提出する報告書や帰国後に大学に提出するレポート、発表用資料の作成など働きながら、また学業と並行しながら進めて行かなければならないという点において、勢いでは物事は進められないということを学びました。2回目のインターンシップに行く前の1年間、以上のことに注意して過ごして来たことで、今回のインターンシップを自分にとっての成功とすることができたと思います。せっかく2度もインターンシップを経験したので、就職したら海外で働く経験をしてみたいと思います。将来は繊維商社で働きたいと考えているのですが、この業界は海外展開も多いので実現できるかもしれません。