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第14回海外インターンシップ 『参加者の声』 第1弾

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インドネシア

中さん(経営学部・経営学科3年)

本学初の海外長期インターンシップに参加した中さん(経営学部・経営学科3年生)。今回海外インターンシップ(通称CAPI)への参加は2回目になります。1回目のインターンシップで充分満足していましたが周囲がCAPIに参加するという話を聞き、再度チャレンジしたいという気持ちが湧いたそうです。さらに、3ヶ月の長期が新たに加わっていること、魅力的な企業が増えていることから再度参加を決めました。行き先はインドネシアの経済ニュースを日本語で発信する日系企業です。マスコミ業界に興味があった中さんにはぴったりの環境でした。3ヶ月間もあれば充分だと思っていたはずの今回のCAPI。意外なことに、もう少し時間が欲しかったと感じたそうです。


前回よりさらに魅力が増したCAPIにもう一度参加したい


1回目のインターンシップはベトナムのホーチミンにて製造業のライン作業をしました。最初に参加したきっかけは尊敬する先輩が「CAPIを一度は経験しておいた方が良い。」と言ってくれたことでした。海外で就業体験を積むという特別な経験ができることに対して、お金を払うのは自分への投資だと考えました。しかしだからこそ、アルバイトをして貯めたなけなしのお金を大切に使いたい。どうせ行くなら積極的になろうと、業務や業後のプライベートに至るまで全力で挑みました。そのため、前回のCAPIではやり切ったという気持ちでいました。ところが友人の、CAPIに参加してみたいと言う声を聞くと、何となくまたCAPIのことが気になりました。そこでキャリアサポートセンターにて参加企業リストを見せていただいたところ、前回から新しい企業が増え、3ヶ月間の長期インターンシップができたことを知りました。そして、私が志望するマスコミ業界があったことから2回目の参加を決めました。

希望が叶い、インドネシアの経済ニュースを日本語で発信する日系企業にてインターシップができることになりました。その企業はインドネシアにある日系企業や駐在している日本人に対して、時事、経済に関する情報を、インターネットや誌面にて有料で届けています。私はそれまで情報にお金を払う必要性を感じていませんでしたが、その考えはインターンシップを終える頃には180度変わっていました。有益な情報にはそれだけお金を払う価値があるということがわかったからです。そしてその有料記事作成のサポートもさせていただくことができました。また、電話営業も経験させていただき、お金を払っていただくことの難しさも学ぶことができました。

【驚きその1:営業の電話が繋がらない】

インターンシップの前半は、営業電話でした。日系企業に電話をし、まずは無料のトライアル購読をご承諾いただくための電話です。最初に電話口にインドネシア人が出た場合は英語で、その後役職者の日本人が出たところで本題にはいります。この本題に入ってからが勝負だと思っていたのですが、実際は役職者に繋いでいただくまでには多くの困難があります。まず、リストに上がっている企業の電話番号が使われていないことが多々あります。そのため最初は緊張していましたが、「今回も繋がらないかもしれないな。」とやや肩の力を抜いた状態でかけていると、急に繋がって驚くことも。1日に75件かけて25件くらい企業に電話が繋がれば良い方です。100件かけて10件が役職者の方に繋がり、そこから2,3件トライアルが取れたら上出来です。この電話営業は試行錯誤ができるため、トークにも自分なりの工夫を凝らして挑むことができます。その点は最初のインターンシップで経験した工場勤務とは違った面白さでした。

【驚きその2:インドネシアに関する日本語で書かれた記事の少なさ】


後半はトライアルを申し込んでくれたお客様に配布する資料作成を担当しました。内容はおおよそ決まっていて、私が主に携わったのは、資料がどのようにしたら見やすくなるかなど詳細の部分でした。名商大では三ヶ峯祭(学園祭)の実行委員としてパンフレットの編集を行っていたので、楽しんで行える業務でした。また、インドネシアに来たばかりの日本人が何を知りたいのかという部分ではまさに当人なので、自分だったらどんな情報が欲しいかを考えました。そこで私の意見として取り入れてもらったものの一つにインドネシアの地図がありました。しかし、それを載せるためには、日本語で書かれているインドネシアの地図をインターネット上で探す必要があります。しかも、それが著作権のないものでなければなりません。結局見つからず、なんとか何も書かれていないインドネシアの地図をいただきそれを自分なりに加工、日本語を加えて完成させました。

しかし、嬉しいこともありました。インターネットの記事で私が任されたコラムがサイト内のアクセスランキングで1位を獲得できたことです。タイトルや冒頭の数行で惹きつけられるように工夫した結果だと思います。実は1位を密かに狙って書いていました。少しは爪痕を残せたかなと思います(笑)。また、写真が趣味だと言うと、私が撮った写真を記事のトップに使っていただいたこともあります。私のことを理解して受け入れてくださっていることが嬉しかったです。

3ヶ月後には社会人と同じ気持ちだった

チャンスを大切にするタイプです。そのため、仕事で多少疲れていても旅行を楽しもうと思っていました。それは前回のベトナムでも同じでした。しかし今回少し違ったのは、前半は同じく名商大から来ていたメンバーと旅行をしていましたが、後半私だけ滞在期間が長かったため1人で旅行に出かけたことです。特に印象的だったのが、金曜の業務終了後にジョグジャカルタ州に飛んで明け方世界遺産ボロブドゥールから日の出を見たことです。歴史的建造物の間から見える日の出はとても綺麗でした。社会人の仕事後の気分転換もこのような感じでしょうか。休日がこんなに貴重だとは知りませんでした。また、海外だからこそできる休日の過ごし方を全うすることができたと思います。

積極的に動いた3ヶ月間でしたが、任せていただいた業務の範囲を全て終えることができなかったのでもう少し滞在したいと思いました。営業ツールの作成を任されていたのですが、実際にそのツールを使って自分が電話営業ができなかったことが心残りです。実は2ヶ月目になる頃、業務に慣れ、落ち着いて考えられるようになったことで、このペースで業務をしていて良いのか、日本にいる友人は今何をしているのかなど色々と考えこんでしまうことがありました。そんな時は、日本にいる友人と近況を報告し合うことでモチベーションアップに繋げることができました。自分一人で抱え込んだままではきっと私のCAPI生活はうまくいかなかったと思います。他愛もないことでも友人と話すことでリフレッシュすることができ、また仕事を頑張ろうというモチベーションを取り戻すことができました。モチベーションは意識していてもいつのまにか低下してしまうものです 。仲間がいるからこそ乗り越えられた壁がいくつもありました。離れた地からも支えてくれた仲間に感謝しています。

そして、情報にお金を払うことの大切さも知りました。これまで無料のネットニュースだけで情報収集は十分だと考えていましたが、今回情報を提供する仕事をしてわかりました。無料で得られる情報には限りがあり、お金を払わなければ得られない情報が必ずあります。プライベートでも必要な情報は積極的に購入し、知識を貪欲に得て行きたいと思います。
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本学ではASEAN諸国、インドにてインターンシップ経験ができる海外インターンシップ、通称CAPI(Career Advancement Program)を実施しています。こちらのページも併せてご覧ください。