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不安から始まった旅

皆さん、こんにちは。
コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科1年の林路樹です。
ギャップイヤープログラムが始まって一ヶ月あまりが経ちました。

一ヶ月間を「もう一ヶ月」と感じるか「まだ一ヶ月」と感じるかは人それぞれです。
でも今回自分はこの旅に参加してからの一ヶ月は「もう一ヶ月」と感じました。いろいろな新しいものを体験していたら時間なんてあっという間。本当にそう感じました。

振り返れば、このプログラムに参加しようと思ったきっかけは「アジア以外の国にもいってみたい」という気持ちからでした。ですが参加するまでに私は悩みました。自分の英語力でヨーロッパをまわれるのか?帰国してから友人関係を築けるのか?などの不安があり参加しようか迷っていました。
でも親からは「こんなチャンス滅多にない。その年でそんなプログラムに参加できるとしたら良い経験と思い出になる」といわれ、また高木さんからは「このプログラムでは自分と向き合う時間ができ成長させるいい機会になる。友人だってプログラムに参加したら仲間ができるし、帰国してからの友人関係だってプログラムに参加しての経験を話題にしてつくる事ができる。心配ない」とプログラムに参加する事を強く薦めてくれました。
そのおかげで今自分はこのプログラムに参加する事ができています。

あの時諦めていたら、きっといろんなものを失っていた気がするしとても後悔していたと思います。

いざプログラムに参加することが決定し事前研修が始まったものの私は不安だらけでした。自分の英語力でヨーロッパをまわれるのか?電車の予約なんておろか、バックパックをしょい見知らぬ人に道を尋ねながらホステルまでたどり着けるのか?下手したら野宿かもしれない・・・。と次から次へとマイナスな事ばかりを考えていました。
先輩方がおっしゃっていた「なんとかなる!気合いで行ける!」というアドバイスをもらっても心底は不安で一杯でした。

でもいざ旅が始まってみると、言葉は言えなくても気持ちが伝わるし様々な可能性を試してみるという事を学びました。無理といって諦めていてもなにも始まりません。口で言って駄目ならジェスチャーで。ジェスチャーで駄目なら筆記で。という風にあの手この手で試してみる・挑戦してみるが大事だと言う事を覚えました。
一ヶ月あまりの旅の中でいろんな事を経験しました。寝ている間にショルダーバックを盗られそうになったり、乗り換えで降りた駅でひったくりにあいそうになったり・・・当時はとても怖かったけど今となっては良い経験になったと思います。あの時の事がなかったら教訓にできてなかったし、自分にとって良い刺激になったと思いました。

もちろん良い事もありました。ベルギーではお店に入って英語で注文したときに店員さんが親切に「この言葉はフランス語でこう言うんだよ」と教えてくれたり、最初の頃ファーストフード店ではメニューの注文ができなくて困っている際に隣のお兄さんが代わりに「彼はこれを注文したいんだ」と店員さんに伝えてくれたりたくさんの方の親切心や優しさを感じる事ができました。

また自分はあまり人の目を見て話す事ができません。初対面の人に話しかける積極性もあまりありません。今までそれは自分がシャイなんだとか考えていましたが、最近ではそれは自分のしゃべっている事に自信がないからなのではと考えるようになってきました。
ホステルで出会った人たちはみんなまっすぐ自分の目を見て話してくれます。きっと自分の考えている事を相手にしっかり伝えたいという証拠なんだ!という風に感じました。

。最初の頃では部屋に入ってもルームメイトと挨拶程度しか交わせなかった自分が、ある時一人で居る際に考えました。自分はなんの為にこの旅をやっているんだ?そう考えたときに自分の性格を治すチャンスが目の前にあるのにそれをほったらかしにしてモジモジしていた自分に後悔しました。それからはなるべく自分から話しかけ、最近では朝食を一緒にたべるなどにまで親交を深められるようになりました。周りの人から見れば「朝食を一緒にたべるだけでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが、自分の中では「大きな一歩」だと感じています。
旅をしているといろんな人から「何歳ですか?」と聞かれます。「18歳です」と答えると大抵の人は驚きと「すごい!いいなー!」と言ってくれます。思えば、こんな若い頃からこんな旅ができるなんて改めてすごいと自分でも感じました。だからこそ、一日なにをするべきかを良く考え行動するべきだと自分は思います。

最初は不安ばかりでたくさんの方を心配させてしまいました。でも今ではなぜかワクワクしています。なにもかも新しい体験ができる事に好奇心がでてきています。あの時の不安は今ではほんの少ししかありません。不安から始まった旅だからこそ、こういう事が感じれるんだと思います。

まだ残り一ヶ月あります。いやもう一ヶ月しかありません。その間に自分が今しかできない事をよく考え毎日を過ごしていきたいと思います。
今までの体験をもとに、これからは今まで以上に様々なことに挑戦していきたいと思っています。

長い文になりましたが、読んでいただきありがとうございました。

林路樹