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日本を出て

 皆さん、こんにちは。
GAPイヤープログラムに参加させて頂いております。経営学部2年生、長屋 良祐です。
 いよいよ、この旅もあと二週間になりました。ここまでで私が感じたこと、学んだことを綴らせて頂きます。
 人種、言語、文化、食べ物、建物、草花、コンセントの形、あらゆるものが日本とは異なり、毎日が発見の連続です。毎日、新しいものを見て、新しい知識を得ることができるというのは、最高に幸せなことです。一つの国に住み続けていれば、そこにあるものが当たり前になり、発見は日に日に無くなります。日本の日常で、毎日新しい発見を見つけ続けることは困難だと思います。毎日が貴重で、刺激的です。そんな毎日を過ごす中で、自分がいかに小さな世界で生きていたのかと考えさせられました。自分が当たり前だと思っていたことが、当たり前ではないことに気付いたり、あらゆる国籍の人と話し、行動を共にしていると、そんな考え方があるのかと学んだりします。日本にいた時と比べて、自分の中の価値観が確実に変化していることを実感します。毎日、本当に世界は広いと驚かされます。
 私はこの旅で大きく二つのことを学びました。その一つが、「目標」です。みなさんは、毎日、その日その日の目標を持って生活しているでしょうか?正直、日本にいた時の自分は、講義のある日に大学に行き、講義を受け、その後にアルバイトに行き、自宅に帰る、というサイクルの繰り返しで、一日に具体的な目標を持って生活を送ることができていませんでした。しかし、この旅では、毎日その一日の目標を決めて活動しています。
 例えば、「今日はアンケートを○枚取る」、「この場所とあの場所は今日中に見学する」、「今日は○人以上の人に話しかける」など大きいものから小さいものまで様々です。目標を定めることで、一日を全力で活動できます。そして、達成した時に得られる達成感が次の日の活動のエネルギーになります。残念ながら、目標を達成できない日もあります。しかし、そこで落ち込むこと無く、何がいけなかったのか、どこを改善すべきなのかを分析し、次の日の指針とします。目標を持つことで、今まで活動を円滑に進めることができています。
 二つ目の私が学んだことは「あきらめないこと」です。これは毎日、目標を定めたことで学んだ教訓です。今までの自分を振り返ると、「どうせ、自分にはできない」と自分の中で勝手に限界を作っていました。しかし、この旅であきらめず行動し続ければ、願いは叶うことを学びました。
 例えば、全くアンケートが取れない日があります。今までの自分であれば、「駄目だ。明日に引き延ばそう。」と考えたでしょう。自分の作った限界をいつまでも超えなければ、自分の成長はないと考え、どんなに断られようとも、アンケート調査を行い続けました。すると、徐々にコツを掴み、日に日にアンケートを取ることができるようになりました。自分もやれば出来るのだという自信に繋がりました。
 自分は英語が苦手です。全くと言って良いほど話せません。しかし、ここでは、話せなくても、話さなくては生きていけません。話すことをあきらめれば、電車に乗ることもできず、目的地にも着くことができません。英語ができないなりに、話し続けた結果、今は、ホステルで友達を作り、自分の国のこと、趣味、今日の出来事、様々なことで笑いながら、会話を楽しんでいます。今、滞在しているスペインのバルセロナでもイギリス人の方と友達になり、洋服や音楽の趣味の話をして大いに盛り上がり、大変親交を深めることが出来ました。日本にいる時には、まさか自分に趣味の合う外国の友人ができるとは思っていませんでした。使える英単語も少なく、文法も間違っています。そんなことは関係ないと思います。一番大切なのは、「伝えたい」という気持ちです。本当に伝えたいと願いながら、一生懸命話せば伝わります。分かり合えます。国籍、言語、肌の色は違えども、同じ人間です。心と心は通じ合えます。
 あと二週間です。自分は「まだ」二週間あると考えています。この二週間、自分に限界を作らず、目標をあきらめず、全力で活動していきます。そうすれば、素晴らしい出会い、新しい発見が自分を待っていると信じています。
 このような駄文を読んでくださったこと、感謝致します。ありがとうございました。