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《オンライン授業》アクティブラーニングを通して自分の仕事観を見つめる

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

MBAキャリアデザインの授業は本学大学院を卒業し、業界で活躍されている社会人をお招きして行われます。MBAを取得し、業界の第一線でお仕事をされている社会人の話を伺い、また直接質問をすることで学生の仕事観を育てることが目的です。今回のゲストスピーカーはデンソーで30年以上も生産技術者として勤務されていた原嶋先生です。

MBAとは…
経営学修士号(もしくは経営管理修士号)と呼ばれる学位。Master of Business Administrationの略。経営学の大学院修士課程を修了すると与えられる称号。

テーマと事前課題

今回の授業テーマは「デンソーの歴史と新規事業」です。学生たちは指定のケースを読み、事前課題に取り組んだ上で授業に臨みます。自動車業界の経営戦略は常に変化しています。参加した学生たちは社員(ケースの主人公)になったつもりで、デンソーにおける新規事業の位置付けを企業の成長・発展とともに考えます。

過去の実例をもとに失敗原因を考える



まずは、「新規事業の失敗例と失敗した理由」について議論を行いました。デンソーは過去にリチウム電池や携帯電話の新規事業で失敗した経験があります。原嶋先生は「失敗した理由が技術ではないとするならば、なにが原因だと思うか?」と学生に問いかけます。それに対して、「新しい業界の知識や情報が足りなかったから」「新規事業のため大きな投資ができないから」「コストの面で競合他社に勝てなかったから」といった様々な意見が学生からあがりました。原嶋先生から「過去の自分のことを言われているようだ」とフィードバックいただいた場面もあり、新規事業実施における問題点を的確に捉えている学生もいたようです。そしてその後、成功した事業について話題が展開していきました。


ケースメソッドの面白さと仕事観


今回の授業では誰もが知っている企業を議論の題材としたことで、具体的な仕事内容についてイメージできた学生も多かったことでしょう。今回の授業を通じて、学生たちは「実際に社員となったつもりで自分ごととして企業問題を捉え、課題を解決すること」を体験し、働くことの楽しさや大変さを感じたのではないでしょうか。MBAキャリアデザインという授業を通して、学生たちが積極的に自社の問題を解決するような能動的に活躍できる社会人となってくれることに期待したいと思います。