《オンライン授業》アクティブラーニングで身につけるクリエイティブな思考
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アイディアを産み出すためには アイディアを産み出すためには、既存の知識を再構成し、新たな知識を産み出す必要があります。そのためには、創造性を導く思考スタイルであるクリエイティブシンキングが求められま...
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ケースメソッド
Case Method
伊藤武彦先生のロジカルシンキングでは、アクティブラーニングで必須のロジカルに考え、表現する(発言する)事について学習します。今後のアクティブラーニングの授業を受講する上で必須の能力を養う授業のため、参加している1年生たちは1回1回の授業に集中して取り組んでいます。6週目の今回は、中国人が日本のベンチャー企業で経験したケースを元にダイバーシティというテーマをメインテーマとし、ディスカッションを行いました。
ダイバーシティとは…
多様性という意味の英単語(Diversity)。組織や人事の分野では、国籍や性別、年齢などにこだわらず様々な人材を積極的に登用しようという考え方のことをさす。有能な人材の発掘や社会の様々なニーズへの対応などを目的に、積極的に多様な人材を登用しようとする企業が存在する。
今回のケースでは主人公が中国人という設定で「ダイバーシティ」について議論しました。ダイバーシティは「目に見えるもの」と「目に見えないもの」の2つに分けられます。具体的にどんなものがあるかと先生が尋ねると、学生からは以下のような回答が返ってきました。
「目に見えるもの」
人種、国籍、年齢、性別、行動 など
「目に見えないもの」
感情、宗教、経験、学習したこと など
のちに、伊藤先生から「ダイバーシティに対応することは難しいが、尊重することは簡単。尊重するということは具体的にはどういう行動か?」という問いかけがありました。学生たちからは、「信じている宗教を辞めろと言うのではなく、共感してあげること」「ベジタリアンにダメと言うのではなく、対応してあげること」等の意見が出ました。
伊藤先生の授業では学生の発言に対し、質問を重ねていく場面が多くあります。「なぜ?」「そう思う理由は?」といったように先生からの質問で、考えを深めていく学生の様子が各所に伺えました。学生たちがロジカルシンキングの授業でのこのやりとりをもとに自問自答する力を身につけ、論理的に考える力をさらに伸ばしていってくれることを期待しています。