世界標準の経営教育《トリプルクラウン》
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経営教育に関する実態 名古屋商科大学のMBA教育は経営大学院に関する三大国際認証(AACSB、EQUIS、AMBA)全てを取得した国内唯一の教育課程となり、世界3大MBAランキングとして知られるQSとFTにおいて国内1位にラ...
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名商大コラム
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名門シカゴ大学のレヴィット教授の「ヤバイ経済学」なる書籍が人気ですが、日本にも興味深い文化が受験業界に存在します。
世界的に見て日本固有の受験制度といえば「偏差値」でしょう。まず欧米の大学で「偏差値」を耳にすることはありません。一体なぜないのかというと、偏差値で予想できるような入試をしていないから。大学を評価/比較する世界的な指標は、研究力、教育力、そして国際化。つまり大学としての付加価値の部分というのが国際通念。ちなみに世界中で支持されている教育系ランキングの一つ、MBAランキングは「卒業後の年収上昇額/授業料」で算出されており、要は教育の費用対効果(ROI)です。
なぜ人はランキングが好きなのか?オリコンランキング、住みたい街ランキング、そして食べログランキングなど常にランキングという指標で「順位付け」をしたがるのは人間特有の心理なのでしょうか?脳科学者の中野氏によると「人は誰かと比べないと幸せを感じない」とのこと。ランキングそのものは悪ではないにせよ「ランキング」とは本来多面的な評価が存在する比較対象を、極度に単純化させる数値処理。その処理によってある種の「思考停止」を与えてしまうほどの先入観を与え、それが真実だと勘違いさせるのです。
センター試験(共通テスト)、9月入学、外部試験導入、など様々な入試変革が試みられますが、どれも志半ばで上手くいかないのは、国内に700以上も存在する大学全体で一斉に実行しようとするから。そもそも世界の大学受験は筆記による「選抜」ではなく、面接を中心とした「適合」の側面が強いのが現実。特に文系と称される社会科学や人文科学は「不/正解」を区別することが難しい領域。最高の人生を生き抜くためには、他人の「モノサシ」ではなく、自分独自の「モノサシ」を持って行動することが求められているのです。画一的な筆記試験で測定する「モノサシ」から脱却することは大学教育の課題の一つです。
大学入試は選抜から適合の時代へ | 名商大コラム | 名古屋商科大学《AACSB国際認証校》
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