実質的な授業料比較の方法とは?
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大学進学の費用を比較する上で、単純に授業料を比較していませんか? 見落としがちなのは、大学入学後には実質的にノートパソコン購入が必要になる点です。多くの場合、大学が指定したノート型パソコンを新規に購...
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大学選択は「教育付加価値」を重視すべき、と考えています。教育付加価値とは学習や留学を通じた「成長」や、就職先への「満足度」と言い換えても良いでしょう。以下の4点を比較することで概ね選択できるのではないでしょうか。
日本以外では「総合型入試(AO入試))」が主流です。世界各地で活動する卒業生の代表者らが入試担当者(AO)として、志願者の入学意識を面談して「この学生は本当に母校の教育方針に適合しているか」を総合的に評価して合否を決定するのです。無論、学力も確認されますが、学力は高等学校時代の内申書の数値で判断されます。要は3年間かけて積み重ねた成績の方が、学力試験当日の数値より信頼できるという考え方です。
他方、付加価値とは「卒業時点ー入学時点」で測定される伸びしろの事で、投資の世界では「付加価値」に投資するのが常識ですね。問題はこの付加価値をどう測定するか?という点。実は、世界MBAランキングは結構ドライな計算式を使用して算出します。授業料 ÷(卒業後年収 - 入学時年収)といった形で授業料を何か月で回収できるか?という尺度です。費用対効果(ROI)という指標ですが、世界中の経営大学院はこの数値で競い合いながら、社会に受け入れられる教育を提供しているのです。