学校では教えてくれない方程式《MBA編》
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年収と偏差値に何らかの関係性を期待している人は以下は読んではいけません、ショックで倒れてしまう可能性大です。そもそも年収とは会社への貢献度が大きく反映され、高い評価を受けると年収は上昇することにな...
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名商大コラム
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日本にも興味深い文化が受験業界に存在します。世界的に見て日本固有の受験制度といえば「偏差値」ですが、欧米の大学で「偏差値」を耳にすることはありません。一体なぜないのかというと、偏差値で予想できるような入試を行っていないからです。またTHEランキングなど、大学を評価比較する世界的な指標は、研究力、教育力、そして国際化。つまり大学としての付加価値の部分というのが国際通念。ちなみに世界中で支持されている教育系ランキングの一つ、MBAランキングは「卒業後の年収上昇額/授業料」で算出されており、要は教育の費用対効果(ROI)です。
なぜ人はランキングが好きなのか?オリコンランキング、住みたい街ランキング、そして食べログランキングなど常にランキングという指標で「順位付け」をしたがるのは人間特有の心理なのでしょうか?脳科学者の中野氏によると「人は誰かと比べないと幸せを感じない」とのこと。ランキングそのものは悪ではないにせよ「ランキング」とは本来多面的な評価が存在する比較対象を、極度に単純化させる数値処理。その処理によってある種の「思考停止」を与えてしまうほどの先入観を与え、それが真実だと勘違いさせるのです。
センター試験(共通テスト)、9月入学、外部試験導入、など様々な入試変革が試みられますが、どれも志半ばで上手くいかないのは、国内に700以上も存在する大学全体で一斉に実行しようとするから。そもそも世界の大学受験は筆記による「選抜」ではなく、面接を中心とした「適合」の側面が強いのが現実。特に文系と称される社会科学や人文科学は「不/正解」を区別することが難しい領域。最高の人生を生き抜くためには、他人の「モノサシ」ではなく、自分独自の「モノサシ」を持って行動することが求められているのです。画一的な筆記試験で測定する「モノサシ」から脱却することは大学教育の課題の一つです。
大学入試は選抜から適合の時代へ | 名商大コラム | 名古屋商科大学《AACSB国際認証校》
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