富士通 広瀬勇一シニアマネージャー、豊川信用金庫 中森卓部長、愛知県 渥美誠一郎主任主査を山岡隆志教授のセミナーにお招きし、富士通主催知財活用コンテストに向けて、山岡セミナーの2年生と3年生の学生が取り組んできた、合計９チームのプロジェクトの経過発表を行いました。このコンテストでは、全国の大学生から大手企業が保有する特許技術を活用した商品のアイデアを募集し、学生ならではの柔軟な発想を商品化することで、今までにない商品を開発し地域の活性化を目指すものです。コンテストが目的ではなく、アイデアを実際の商品化につなげることを目的にしています。そのため地域の金融機関、地方自治体、中小企業、そして富士通様が、学生と何度もコミュニケーションをとり商品化プロセスをバックアップしていきます。

富士通様の知的財産である技術を活用し、それぞれのチームが半年間をかけて中小企業で商品化されるため、アイデア出しから、ニーズ調査、具体的な企画案作成、マーケティング戦略の立案、ビジネスの実行可能性、技術上の実行可能性、市場の大きさ、効果、事業計画を練り上げてきました。

今後は、10月末に開催される豊川信用金庫主催のビジネス交流会において、中小企業の経営者向けに各チームがプレゼンテーションを行い、商品化を希望する企業と技術上の実行可能性を高めていきます。そして、12月に東京で開催予定の全国大会出場を目指して、企画内容のブラッシュアップを行い商品化への実行可能性を高めていきます。ここで得た経験と人脈は、就職活動にも大いに役立つことでしょう。