皆さん、こんにちは。商学部長の小野です。

2019年3月に、ジャパン・ビジネスモデル・コンペティション全国大会が、神奈川県川崎市の味の素株式会社「クライアント・イノベーション・センター」で開催されました。
名古屋商科大学、京都大学、大阪大学、九州大学、大阪市立大学、早稲田大学、関西学院大学、国際大学、新潟大学、長岡技術科学大学、奈良先端科学技術大学、国士舘大学、の18チームが参加しました。18チームは地区大会を勝ち抜いた精鋭メンバーで、国際色に富み、社会人の大学院生も多数参加し、ハイレベルな競争が繰り広げられました。東海北陸大会で優勝して挑戦権を得ていた名古屋商科大学の商学部のマーケティングのゼミ（小野ゼミ）も、この全国大会への出場を果たしました。小野ゼミのチームのメンバーは、下記の5名です。

• 加藤優奈さん
• 宮﨑花菜さん
• 岡島光希さん
• 都築正登さん
• 橋本ファブリシオ昇さん

小野ゼミのチームは、シルバー世代をゴールドにしたい（輝かせたい）との想いで、高齢者向けのタブレット端末及びアプリの開発を提案しました。実際に、老人ホームのスタッフに提案をしてフィードバックのコメントを集めたり、マーケティング・リサーチを行ったりと、実現可能性の高さを感じられる内容でした。学部生という立場でありながら、見事挑戦を果たし、社会人の大学院生メンバーと互角に渡り合う奮闘ぶりでした。この全国大会で優勝することはできませんでしたが、本当に素晴らしいチャレンジです。プレゼンテーションの機会を得て、審査員の方々から貴重なフィードバックのコメントを頂き、他チームの発表（「京都大学大学院の膵臓癌の最新治療の実証研究」や「九州大学の海難救助要請デバイスの開発」等）から刺激を受け、今後の課題を見出すことができ、おかげさまで、大変貴重な経験・学びを得ることができました。ビジネス・コンペで勝ち上がることも大事ですが、将来ある学生たちが果敢に挑戦し、新たに自らの課題を見つけ、今後に向けて前向きに努力し続けていくことも、大切なことであると思います。彼らはいま、「ビジネスモデル構築力（それは誰の何を解決しているのか？）」、「仮説検証力」、「プレゼンテーション力」、「機動的対応力」のブラッシュアップに努めています。加えて、「最新のテクノロジーの理解とそのビジネスへの応用可能性の探求」にも取り組んでいます。
学生たちの今後のさらなる成長・飛躍に大いに期待し、支援を続けていきたいと思います。