公認会計士試験合格

商学部会計ファイナンス学科3年の小瀧さんが、この度令和3年公認会計士試験（論文式試験）に合格しました。難関国家資格である公認会計士試験。今回の合格率は9.6%という大変狭き門。如何にしてこの快挙を達成できたのか、今後の目標とともに詳しくお話を伺いました。

高校時代から公認会計士試験合格を目標に据えていたため、税理士・公認会計士コースのある名古屋商科大学へ進学しました。コースでは、1年次に日商簿記1級を、2年次には税理士試験科目「簿記論」「財務諸表論」を重点的に学修。その中で会計学の理論や計算を徹底的にやり込んだ経験が、公認会計士試験合格に繋がったと感じています。また、コースに所属する仲間とともに学修できる環境も力を付けられた大きな一因です。

難関国家資格への挑戦

公認会計士試験は「エスカレーターを逆走するようなもの」と表現されるほど過酷な試験です。その言葉の通り、合格までの道のりは非常に険しく、合格の秘訣と呼べるようなものはありません。勉強を始めた当初は、自身の視野が広がり知識が増えていく変化を楽しめましたが、それも知識のインプットが一通りできると次第に減少。モチベーションを維持し合格まで登り切るため、日々目の前の教材や課題に繰り返し取り組むことに徹しました。また、新型コロナの影響により試験が中止となる不安定な状況の中でも、常に学修に集中し続けられたことは自信にも繋がっています。

次なる高い目標に邁進

合格した今、嬉しさとともに、あの大変な日々が終わったことに大きな安堵感を感じています。今後は監査法人での勤務や実務補習所での勉強など、試験とは評価軸が異なる舞台へ移り、新たな環境に適合できるか若干の不安もあります。公認会計士試験合格はもちろん自身の強みになりますが、監査法人はじめ監査業界では、あくまでスタートラインに過ぎません。これまでの学修と同様に、落ち着いてただ目の前のことに一つ一つ取り組んでいきたいです。また、自身の売りとなる分野を開拓することも目標の一つ。近年では、監査において統計学的手法やAI活用も進んでいるため、そのような分野にも果敢に挑戦していきたいと考えています。

小瀧さんの資格取得歴

• 　2019年 9月　全経簿記能力検定上級 合格
• 　2020年 1月　日商簿記1級 合格
• 　2020年 9月　公認会計士試験（短答式試験）合格
• 　2020年12月　税理士試験（簿記論・財務諸表論）合格
• 　2021年11月　公認会計士試験（論文式試験）合格