小野裕二教授による「マーケティング論」の今学期の最終授業では「自治体のマーケティング:実践編」というテーマで、名古屋商科大学のキャンパスがある日進市とコラボレーションをしてケースメソッドを行いました。
日進市役所のケースを用いて、日進市が1番に解決すべき課題は何か、日進市の強みを活かせる、日進市らしいSDGs推進策はどんな施策か。誰に向けて、どんなパートナーを巻き込み、結果的にどんな効果が得られるのかなどをグループに分かれて話し合い、代表して3名の学生がSDGs推進策を発表しました。
学園都市という立地を生かした留学生を巻き込んだお祭りや、交通の便が良くないという課題を逆手にとった送迎マッチングサービス、子育て世代が子どもと遊ぶ時間を増やすための支援事業など、さまざまなアイデアが学生から披露されました。
日進市役所の担当課の方からは、「行政は関係するパートナーの幅が広いです。地域住民の皆様をはじめといたしまして、様々な関係者の方々とのつながりを強め、地元への愛着を高めることが大切です。そうした地元愛を醸成する発表もあり、学生らしい着眼点もあり、素晴らしい発表でした。SDGsは全ての人に関わる問題です。皆さん一人ひとりが何ができるのか、今日からお考えになられて、実行していただくことを切に願います。」とのご講評を賜りました。
地域課題を題材にすることで、学生たちの生活の中からの気づきも提案に落とし込むことができました。自分の考えを論理的にまとめ、実際に市役所で働く人たちを前にしてプレゼンテーションを行い、市役所の方々から数々の貴重なフィードバック・コメントを頂戴しました。今後の学生たちの成長が楽しみです。
授業の様子は日進市のウェブサイトでも紹介していただきました。
2022年7月20日・21日 提案型大学連携事業(名古屋商科大学)|日進市
https://www.city.nisshin.lg.jp/department/sougou/jouhou/4/202003/13285.html
提案型大学連携協働事業(名古屋商科大学商学部)|日進市
https://www.city.nisshin.lg.jp/department/sougou/kikaku/4/9/13274.html