セルフ・アウェアネスを高め、どんな事業を展開するか、自分自身との向き合い方を学ぶ《事業構想基礎》
只熊客員教授による「事業構想基礎」の授業では、新事業を創出するための基礎的な能力を築くことを目標としていますが、そのためにはスキルだけでなく、セルフ・アウェアネス(自己認識能力)を高めることも目的としています。
第5週の授業では、大手自動車メーカーに勤めながら兼業にて新規事業を立ち上げた『どんぐりピット』というシェア冷蔵庫のケースを用いて、事業拡大に向けてどのように資金調達をするべきか、ベンチャービジネスの創業者の悩みを追体験しました。
セルフ・アウェアネスを高め、自分自身に向き合う
自分の感情、長所、短所、衝動を深く理解する、セルフ・アウェアネス。人々の趣味や志向が多様化し、何が正しい選択かが難しい現代において、「自分は何者なのか?」「自分は何がやりたいのか?」と自分に向き合うことは、新規事業を立ち上げる上で必要になります。授業の中では、一つの事例として只熊先生の歩まれた人生をビジュアル化し、その時どんなことを考え、どう乗り越えたのかを、包み隠さず伝えていました。熱く語る只熊先生の言葉を、学生たちは聞き逃すまいと真剣に耳を傾けていました。
インテンシブ教育プログラム
「事業構想基礎」は、商学部で行われている、議論して学ぶ「ケースメソッド」と体験して学ぶ「フィールドメソッド」を効果的に組み合わせた集中プログラム(インテンシブ教育プログラム)の3年生のプログラムとして位置付けられています。グループワークを通してビジネスプランを考案し、最終的にそのアイデアをプレゼンし、起業家としての体験を行います。