"外国人留学生の声を聞き国際化に触れる" 第5回日本語スピーチコンテスト
2023年12月13日(水)、日進キャンパスにて国際学部主催第5回日本語スピーチコンテストが開催されました。このコンテストには母語が日本語ではない、6か国8名の外国人留学生が出場し、各々の好きなテーマでスピーチをして日本語力を競い合いました。留学生は本コンテストに向けて日本語指導の先生とチームを組み、約2か月間スピーチを練り上げてきました。
また国際学部の学生も運営に協力し、たくさんの方々にご来場いただき、約100名が参加する素晴らしいスピーチコンテストになりました。オーディエンスとして参加した学生からは「外国人留学生がオーディエンスの方を見ながらゆっくりと話していたため、分かりやすくて良いと思いました。また発表を聞いて、私もこれから自分のペースで就活などをしていきたいと思いました。」「日本語を話そうとがんばっていて、努力が伝わり応援したいと思いました。」「留学生が話していた挫折や失敗を乗り越えて成功した経験や、日本に来る際に様々な感情を経た上で覚悟し、この大学でスキルを得て新たな一歩を進もうとしている向上心に感動しました。」という声がありました。
表彰
英語、ウルドゥ語、韓国語、インドネシア語、タイ語、ミャンマー語、ポルトガル語など様々な母語を持った発表者が、悲しかった出来事、日本に対する思い、日本での経験などをテーマに、自らの考えや意見を力強く発表しました。発表のタイトルは「日本とカナダの対比」「白と黒の旅」「私のはじめての仕事」「一度きりの人生」など様々でした。今回は韓国からの留学生が「韓国と日本の恋愛の違い」というタイトルで、ドラマとは違う実情の恋愛模様をテーマにスピーチをし、最優秀賞を獲得。「自分のペースで生きることの重要性」と題し、自分らしい生き方を堂々と語ったインドネシアからの留学生がオーディエンス賞を受賞しました。
国際化やグローバリゼーションというとどうしても海外に目を向けがちですが、名古屋商科大学のキャンパスの中にも様々な国籍の学生がおり、多文化に溢れています。オーディエンスとして参加した日本人学生にとっても、内なる国際化が感じられた時間になったことでしょう。
日本語スピーチコンテスト
名古屋商科大学では、留学生の増加に伴い、2019年から留学生による日本語スピーチコンテストを開催しています。留学生が自分の思いや考えを日本語で伝えようとする意識の高揚を図るとともに、学部生にとっても留学生の声を聞き、多文化に対する理解を深めながら多様な価値観を習得して、世界の文化や倫理などの多様性を尊重できる人材を育成する目的で毎年開催されています。