留学生が母国グローバル企業の日本法人に内定
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韓国からの正規留学生として入学した経営学部経営学科のBangさんは、韓国最大の鉄鋼メーカーPOSCOの日本法人系列である「POSCO JAPAN PC株式会社」から見事内定を獲得し、今春入社します。4年間異国の地で絶え間...
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経営学部 経営学科
BSc in Management
韓国からの正規留学生として入学した経営学部経営学科のBangさんは、韓国最大の鉄鋼メーカーPOSCOの日本法人系列である「POSCO JAPAN PC株式会社」から見事内定を獲得し、今春入社します。4年間異国の地で絶え間ない努力と研鑽を重ねたBangさんにお話を伺いました。
内定先:POSCO JAPAN PC株式会社
私が日本留学を決心した理由は、高校まで依存していた親から自立し、自分の将来と人生に対して責任を持てる人になりたいと思ったことと、母国を離れもっと広い世界を体験して感じたいと思ったからです。治安の良さや安全面を考慮して日本を留学先に決めましたが、日本の大学の中でもグローバルな環境を整った大学を調べたところ、名古屋商科大学を知るようになりました。名古屋商科大学は国際的権威のある「AACSB」から国際認証を取得していて学校の教育水準が高いことがわかり、世界中の人々と文化を接することができる良い大学だと思い、名古屋商科大学を進学先に決めました。学生生活の目標は色んな経験をこの大学で挑戦することでした。私は元来、消極的な性格であまり行動をしない人だったので、そんな私を変えるため接客業のアルバイトをしてみたり、セミナーリーダーの選挙に立候補し、リーダーとして選ばれるなど行動力とリーダーシップを磨きました。結果として、韓国名古屋領事館が開催した「日本語・韓国語スピーチ大会」という大きな大会で、総合2位・日本語スピーチ部門では1位を獲得することができました。
私は親や親戚が鉄鋼関連の仕事に就いていたため、幼い頃から鉄鋼業界に興味があり、鉄が社会のどんなところで活躍しているのか常に意識していました。また、韓国は輸出大国であり、特に鉄鋼産業は韓国の経済基盤ともいえるくらい欠かせない存在です。私は韓国の鉄に誇りを持っているので、鉄鋼業界に私の情熱と知識を注ぎ込んで世界に広がっていくのに役立てようと考え、就職活動では鉄鋼業界を希望するようになりました。就職先のPOSCO JAPAN PCを志望した理由は、韓国で生産された鉄が日本社会の様々なところで貢献しているところに魅力を感じたためです。特にPOSCO JAPAN PCで販売された鉄は、日本全国自動車シェア率 16.5% を誇り、自動車メーカーからも厚い信頼を受けていると考えました。また、以前 POSCO JAPAN PC の工場見学に行った際に、実際に勤務している現場や鉄の加工過程などをみて、社員のチームワークと雰囲気の良さ、製品への熱い思いの中で仕事に取り組んでいるのを感じ、最終的にPOSCO JAPAN PCに就職することにしました。
名古屋商科大学には色んな国から来た留学生と接することができて、英語や他の言語などを自然と学べることができます。また、留学生と一緒に参加するイベントなどが多いので、多くの外国人の友達を作ることもできます。学生生活の中では、時には何から始めればいいのか分からなくて途方に暮れることもあると思います。しかし、心配しているだけでは、前に進むことは決してできません。私も日本へ来てからは挑戦の連続でした。日本に来た日、市役所の手続きすら怖くて市役所の前で何分間も入れなかったこともあるほどでした。しかし、アルバイトやスピーチ大会、学校生活などの努力を重ねていく間に挑戦することが好きになりました。これから入学する方や就職活動に臨む方々にお伝えしたいのは、挑戦することを恐れないでください。失敗を恐れずに将来の夢に向けてどんどん進んでいってくださいね。
取材時期:2024年2月