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七年後、ようやく!!

前回はざっくりとしたことしか書いてないので、今回は深く書いていこうと思います。

日本を出発して、もう一ヶ月が経とうとしているこの頃です。
旅にも慣れてきました。

そして、ようやく先日、私が小学生の頃から行ってみたかったアウシュヴィッツ収容所とビルケナウ収容所に行くことが出来ました。

ここはポーランドのクラクフという場所からバスで一時間半くらいの所にあります。

そして、ここはW.W.Ⅱの時、多くのユダヤ人が収容され、殺された場所です。当時使われていた、集団絞首台、ガス室、焼却炉、銃殺場(死の壁)などを見る事ができます。


ビルケナウ収容所

ではなぜ私がこんな恐ろしい場所に行きたかったか…
話は小学生の頃に遡りますが、当時の私は本ばかり読み、暗く、とても悲観的な考えを持っていました。
そんな時、アンネ・フランクの伝記を読み、衝撃を受けたのです。彼女の考えは私とは真逆で、彼女の生きようとする姿に心の底から感動しました。
そして彼女の見ていた世界を少しでも感じたいと思い、今回訪れる事ができました。

アンネ・フランクをきっかけに戦争に興味を持ち、自分で勉強する様になりました。知れば知るほど恐ろしく、悲しい。戦争を利用して金儲けをしようとする者。不況を理由に人種差別をする者。様々な理由によって戦争は起こる。
同じ人間同士でなぜこんな悲惨な事ができるのか…苦しみ合う事になんの意味があるのか。


アウシュヴィッツの入り口

広島の原爆ドーム、オランダのアンネ・フランクの家、ベルリンのユダヤ博物館、ベルリンの壁博物館、いろいろ見て来ました。

訪れる度に、胸が痛みます。
二度とこんな悲惨な事が起こらない世の中しよう。
絶対に風化させてはいけない事実、繰り返してはいけない歴史だと。

これを読むことが出来ているあなたは、自分が幸せ者だと気づいて下さい。
そして、ぜひ戦争について知って下さい。
目を覆いたくなる、耳を塞ぎたくなる事実を知って下さい。

それが二度と戦争を起こさない、世界平和のための1番の方法だと私は信じています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

伊藤 真菜


ビルケナウ収容所の慰霊碑