ヨーロッパの人々の投資行動を調査する一人旅
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名古屋商科大学の2023年度ギャップイヤープログラムに参加した学生に話を伺いました。コロナ禍の影響で数年間開催を見合わせていましたが、今年度3年ぶりに再開することができ4名の学生が参加しました。今回は、...
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Gap Year Program
こんにちは。
商学部2年 小林なつ美です。
私は今ドイツのデュッセルドルフというところに居ます。
ヨーロッパに来て3週間。
このプログラムも約3分の1が終了し、長いようで短い日々でした。
初めての海外は、全てが新鮮で、勉強の日々です。
出会う物、人、景色、見る物全てが新しく、それを吸収するのに必死です。
世界は広いようで狭く、英語は必要であり不必要で、旅は一人であり一人ではありませんでした。
今は全てが正解のように感じています。
答えは一つではないし、いつか沢山ある答えの中から自分に合うものを、自分で選んでいくのだと感じました。
私がこの3週間で痛感したのは、英語の必要性と仲間の大切さです。
今回は英語についてだけ書きます。
私は英語が苦手です。
恥ずかしい話、このプログラムの参加者の中では1番。おそらく大学内で数えてもトップクラスで英語ができません。
昔から英語に対しては苦手意識があり、今では恐怖心さえ持ってしまう程です。
外国の方に話しかけられると頭が真白になったり、隣にいるだけで緊張してしまっていました。
しかし、海外に対する興味はありました。
何よりこんな自分を変えたいという思いがあり、このプログラムに参加を決めました。
英語がほとんど出来ない私が、なぜかほぼ毎日他の国の人と話して、笑っています。
日本ではないので、外国の方が回りに居るのは当たり前です。
カタコトの英語だけを使い、ジェスチャーや筆記で単語を調べながら会話しています。
伝えたいと思えば、思いは伝わります。
英語は気持ちを伝えるひとつの手段だと教わり、それを実感しました。
ヨーロッパには英語以外に沢山の言葉が使われていていて、カタコトの英語だけも、生きていく事はできます。
しかし、英語は必要です。
仲良くなった人と、沢山の会話が出来ません。
書いて頂いたアンケートをすぐに理解することが出来ません。
相手が何か聞いてくれても、自分自身言いたい事があっても、単語や言い方がわからなければ伝える事が出来ません。
悔しさと情けなさを日々感じています。
私に英語を教えてくれた中国人の女の子がいます。
一緒に英語を勉強したドイツ人の女の子がいます。
私にネイティブの発音を教えてくれたイギリスのおじいちゃんがいます。
ホステルで部屋のみんなと仲良くなった時、うまく話せなくても良いからもっと話そうと言ってくれる子達がいました。
Try‼Try‼と笑顔で誘われた時、とても嬉しかったです。それと同時に、その後もあまり話せない事が申し訳なく、情けなさと辛さを感じました。
日本語を少し話せる外国の方にも、沢山出会いました。
日本語を教えてと言われた時も、英語で何というかがわからず、日本語独特の言葉の意味が伝わりませんでした。
もっと英語が使えたら、どれだけの人と話せて、どれだけもっと楽しいのかと考えてしまいます。
そんな思いから、毎日辞書と本を持ち歩いています。
日々勉強した英語を使うことで、本当に少しずつですが、英語がわかるようになってきました。
最初の方でも書きましたが、英語は必要であり、不必要です。
英語がなければ生きていけない、ということはありません。
国によっては、英語が通じない人も沢山います。
ですがもし、自分がどちらを選ぶかと聞かれたら?
少なくとも、今私は英語を必要としています。沢山の人と関わり、話したいからです。
この3週間で私が英語について感じたことです。
GAP YEAR PROGRAMは、海外の学校へ留学するのとは違い、語学や勉強をするわけではありません。
私は自分と向き合い、成長するための旅だと考えています。
私のように英語に自信がない人も参加できるというのが、このプログラムの良さだと思います。
これからまだいろいろなことを経験すると思いますが、苦手なことにもどんどん挑戦していきたいと思います。
長くなってしまいましたが、読んで頂き、ありがとうございました。
小林なつ美