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皆様
こんにちは
コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科1年の濱島美咲です。
現在、私はギャップイヤープログラムを通じてヨーロッパにいます。
と言っても残りあとわずかです。
ブログらしく、いままでの生活風景を語らせていただきます。

パリで3日間ギャップの仲間と過ごし、私の個人研修はルクセンブルクから始まりました。
ルクセンブルク駅に着き、急に孤独になった気がしました。駅の外にでて少しの間ただ立って歩いている人を見ていました。
ホステル(宿泊先)の場所が全く分からず、しかし誰にも聞く勇気が出せず、ただ立っていました。
でもこのままじゃ野宿..と思い、駅内に戻って地図を探しました。
しかし地図は見つからず、もう誰かに聞くしかなくなりました。
カウンターのお兄さんに声を掛け、コピーしておいたホステルの住所を見せて、ここに行きたい と言いました。
これが始めてこの旅で自分から話し掛けた瞬間でした。
そのカウンターは駅のインフォメーションであり、観光客用のインフォメーションの場所を地図に印をつけて紹介されました。
地図を見ながら一人で知らない街を歩くなんて始めてのことです。
思い返せば相当不安な顔をしていたと思います。
地図を頼りに歩いているとそんな私の状態を見てか、スーツを着た男の人が話しかけてくれました。
この道で合ってるか確認して、それから途中まで一緒に歩いてくれました。その間いろんな事を話してくれました。
何処から来たの?一人?日本のどこに住んでるの?..こんなシンプルな質問でしたが、答えるのに精一杯でした。私からは何も質問していません。
そんなジェントルマンと別れる時も、"Thank you"しか言えませんでした。でも精一杯、力を込めて握手をして笑顔でお別れをしました。
英語力がもっとあれば会話も弾んでただろうし、もっと感謝の気持ちを伝えることが出来たでしょう。
いま生活する上ではなんとかやっていけますが、このように出会った人と会話をしようとするとやはり困る事が多いです。伝えたいのに伝える事の出来ないもどかしさ。これを無くす為には英語の学習しかありません。帰国したら基礎から学び直すつもりでいます。
インフォメーションでホステルの場所を聞き、ホステルを見つけた時は嬉しくて走って中に入りました。
ホステルで、名前とか住所とかを書く紙をもたもた迷いながら書いている私を受付のお兄さんは無愛想に座って待っていました。
部屋のカードキーとシーツを受け取り、部屋を見つけ、中に入ってドアを閉めた瞬間、涙がでてきて止まらなくなりました。過呼吸になるかと思いました。溜まっていたものが一気に吹き出した感じでした。普段私は泣かない方なので自分でもびっくりでした。
その後母に連絡を取ろうとしたけど向こうの電波の状態で繋がらず、一人で乗り越えなければなりませんでした。
私は精神的に強くなる為に、積極的になる為にギャップイヤープログラムに申し込みました。
一人旅ではそれが十分に鍛えられます。
辛かったけど、でも一人で乗り越えたから、あの時一回り強くなれました。
また、自分から行動しないと物事は何も変わらず、一人旅ではそれを思い知らされました。
困った時はもう吹っ切れていろんな人に聞きまくるしかありません。
恐る恐る聞くより思い切って聞く方が相手の対応が良いです。今思ったけど、これがが"confidence!"ですね。事前研修の時にプロフェッサー.マンクに何度も言い聞かされました。

この旅も残りわずかとなりました。
今日から大物パリです。
わずかですがその中でもっと強くなる予定です。
気を引き締めて過ごします。

21250012
濱島美咲