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《オンライン授業》日本国内のファミリービジネスから事業承継について学ぶ

#アクティブラーニング #オンライン授業 #名古屋商科大学 #ディスカッション

落合康裕先生の『事業の承継と革新』の授業では、日本国内のファミリービジネスの現代的意義について議論することを目的としています。落合先生はファミリービジネス・事業承継を専門分野とされており、2016年に「ファミリービジネス学会賞」を受賞されています。

事業承継とは…
企業の経営権、資産、思想など、事業に関する全てのものを次の経営者に引き継いでいくこと。一説には日本国内企業の平均寿命は30年と言われていますが、30年以上も続く企業となると事業承継を行う必要があります。日本の老舗企業(そのほとんどがファミリービジネス)の数は世界一を誇っており、100年以上続く企業の数は2万5千以上もあります。中には1000年以上も続いている企業もあり、有名な「金剛組」は聖徳太子の時代(西暦578年)から続いています。

当授業では、日本の老舗企業についてケースを用いて以下の観点から事業承継について考えを深めていきます。

  • 老舗企業はいかにして100年以上にわたり経営を続けてきたのか?
  • 私たちが老舗企業から学べることは?
  • 老舗企業の現代社会における立ち位置や課題は?

日本国内の老舗企業と事業承継

永続的な企業経営のために行う事業承継において、なぜ日本国内の企業が長期経営できるのか、ケース内の実例を元に活発な議論が展開していきました。本学でも実際に事業承継の立場にある学生は少なくなく、実家の経営を引き合いに出して議論を展開する学生の姿も見られました。

後継者育成とイノベーション


事業承継を成功に導くためには後継者を育成する必要がありますが、この後継者育成が非常に難しいと言われています。例えば、自身が働いている職場において、急に後継者が現れて出世していけば、面白くないと感じる人もいるでしょう。また、創立者は自身の企業に対する思い入れが強く、後継者との意思疎通がうまくいかない傾向にあるようです。
学生たちはこれらの問題について実例を参考に、どうすれば後継者にうまく事業を承継できるかを考えていきます。社会人経験がない彼らでも、ケースやアルバイト、TVドラマや小説などの内容も取り入れてあらゆる状況を想定している様子が伺えました。