第71回税理士試験合格

令和3年度（第71回）税理士試験において、税理士・公認会計士コースに所属する学生2名が「簿記論」「財務諸表論」の科目試験に合格しました。税理士試験は非常に難易度が高く、1科目の合格を勝ち取ることも大変困難な試験です。今回の合格者2名のうち、1名は簿記論と財務諸表論の2科目合格、もう1名は財務諸表論合格を達成。合格者は会計事務所などに即戦力として採用されるため、就職活動を有利に進めることが期待されます。念願の2科目合格を成し遂げた商学部会計ファイナンス学科3年の塚本さんにお話を伺いました。

個性と能力を伸ばす学修環境

入学当初は具体的な将来の目標を持っておらず、就職活動に役立つだろうと日商簿記3級とITパスポートの資格を取得。しかしその際資格対策講座の講師から「入門資格を複数取得しても自分の軸が定まらず、他の学生と差別化できない」と助言を受けました。そこで、さらに会計を深めてITの知識を活かそうと、税理士・公認会計士コースでの学修を開始。コースでは、自身の税理士試験合格を目指しながら、後輩の指導を行うことで、社会に出て必要となる相手に伝える力や資料を管理する力などを修得できます。また、名古屋商科大学には努力する学生を支援する多くの制度があり、税理士試験合格者や成績優秀者への奨学金支給は学修に励む大きな助けとなっています。

新たな3つの目標

今回の2科目合格は夢への通過点。現在はすでに次の目標に向かって学修を始めています。将来は、IT企業の税務やコンサルティングを行う「ITに強い税理士」として活躍することが目標です。長い道のりではありますが、引き続き意欲的に進んでいきたいと考えています。

• 本学大学院進学（会計ファイナンス研究科）
• 来年度税理士試験（相続税法）合格
• 基本情報技術者試験合格