3月28日、29日の2日間にわたり、名古屋商科大学と東海地方の商業教育振興会との連携協定に基づく「ビジネス基礎講座」を開催しました。この講座は、商業高校に所属する高校生が大学での学びを直接体験することで、興味ある分野へのさらなる好奇心を育み、将来の進路選択に活かすことを目的としています。
参加型ケースメソッド授業を体験
今回の授業は、商学部長 小野裕二教授による「マーケティングⅠ」。あなたが企業のマーケティング担当者ならどうするか、受講生35名と議論を展開しました。
1日目:マーケティングの基本
大学の授業でも実際に使われている「スターバックス コーヒー ジャパン」のケースを使用しました。受講生は事前にケースを読み、課題レポートを提出し授業に臨んだため、冒頭のグループ討議から活発に議論が進み、初対面の受講生ともすぐに打ち解けた様子。クラス討議においては、小野教授の質問に対し全員が一斉に手を挙げるほど白熱した展開となりました。ライバル社と差別化するには?もっと利益を生み出すには?スタバの経営者になったつもりで、多種多様な意見が発せられました。
2日目:動画マーケティング
有名企業5社(トヨタ自動車、P&G、良品計画、Salesforce、大正製薬)のPR動画を見て、その効果を分析し、動画マーケティングのあり方について学びました。各社の動画にはどのような戦略が隠れているのか。動画の有効性を検討しました。後半は、あるBtoB中小企業のWebサイトを取り上げ、訴求力を高めるプロモーション戦略をグループごとに考えました。誰にどんな情報をどのように届けるべきか。高校生ならではの発想で意見を交わします。最後に、グループの代表者がプレゼン発表を行いました。商品のキャッチフレーズやECサイトの改善策、SNSの活用など、高校生マーケターが企業のプロモーション戦略を提案します。発表後には、小野教授より講評をいただき、2日間の授業を締めくくりました。
受講生の感想
- 議論することの楽しさを知った
- 先生の進行のおかげで積極的に発言ができた
- 200分あっという間でした
- これからは動画の見方が変わる気がします
- 次回の授業も受けてみたい
- この2日間で新しい友達ができました
次回の開催


