学内取材で学ぶ動画制作と広報戦略《動画マーケティング実践》
NEW #インテンシブ教育プログラム
商学部1年次対象のインテンシブ教育プログラム(集中プログラム)の1つである『動画マーケティング実践』は、企業や大学の課題を解決するための動画を制作する「戦略立案スキル」と、「動画制作スキル」の両方を身につけることを目的としています。商学部では、2年次に企業の課題解決型のプロモーション動画を制作する『フィールド実践』を受講しますが、1年次の『動画マーケティング実践』はその前段階となる授業です。
今や動画は見ない日がないほど生活に根ざしており、とても身近なマーケティング方法の1つですが、どうすれば効果的な動画を制作できるか考えたことがあるでしょうか。「バズる」という言葉がありますが、どうすれば「バズる」ことができるのでしょうか。
“よい“動画とは?
まず、動画作成者が主人公のケースを元に授業が進んでいきます。今回のケースの主人公は、仕事で新製品のブランド認知動画を作成しました。この動画は、見た目が素晴らしく、再生回数も順調に伸びていました。ところが、会社の売上にはつながっていないことがわかりました。企業にとって本当に“よい”動画とは、どのような動画なのでしょうか。どのような指標があれば、動画の成功を判断できるのでしょうか。この問題について、学生たちはチームで話し合い、発表しました。
発表の中で、コンバージョン(顧客に動画を見たあとに何をしてもらうかの最終目標)がうまく視聴者に伝わっていないのではないかという指摘がありました。データを追い求めすぎると商業的になりすぎてしまい、クリエイティブを追求すると、今回のケースのように売上につながらないというジレンマもあります。動画のクリエイティビティとビジネス(売上)のバランスが大切であるということを再確認しました。
実際に学内の動画撮影に!
各グループごとにマーケティング対象者を意識し、ケースで学んだ動画制作の指標や目的を見失わないように気をつけながら、学内の食堂SORA CAFÉとブックカフェ丸善へ取材に行きました。あるグループは、新入生に向けてSORA CAFÉの食券の購入方法からグループワークの打ち合わせ場所まで、幅広い活用方法を紹介していました。また、あるグループは、在学生に向けて丸善での参考書や本の見つけ方を紹介していました。どうすれば見続けてもらえる動画が撮れるのか、何をどのタイミングで映すのかなど、どのグループも写り方や撮り方を工夫しながら動画の撮影を進めていきます。
受講生の声
学生からは、他の授業に比べて、カメラや照明機材などを使うことができるので面白いといった意見や、グループワークを学べるといった意見がありました。『動画マーケティング実践』では、グループで協力して企業や大学の課題を見つけ、その課題を解決するための動画を作成できる力を身につけていきます。