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商学部のマーケティング・インターンシップ体験記Vol.5〜伊藤さんの場合〜

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商学部・マーケティング学科3年 伊藤さん

商学部・マーケティング学科3年生の伊藤さんは、所属するゼミの山岡隆志先生のご紹介で、アルペンにて有給のインターンシップに参加しました。消費者として、アルペンが運営するスポーツ用品店、SPORTSDEPOを頻繁に利用していたという伊藤さん。愛好者ならではの視点や、大学生としての感性を活かし、インターンシップ先でどのような活躍ができたのでしょうか。


念願のインターンシップが実現


所属している山岡先生のセミナーでは、先生のご好意でマーケティングに関わるインターンシップ先をご紹介いただいています。とは言え行きたい全ての学生が参加できるというわけではありません。先生や該当の企業の方にプレゼンテーションを行い、高い評価をいただけた場合に実現します。実は一度目のインターンシップでは落選してしまいました。とても自信があったのですが、さらに優れた調査と発表をした学生がいたため、その学生の発表と比べれば納得の結果でした。しかし、そのときに先生が私の努力を覚えていてくださり、新たにインターンシップ先として挙がってきたアルペンのインターンシップ生に選んでいただくことができました。前回の悔しい想いを汲んでいただけたということと、SPORTSDEPOの愛好者であったことから嬉しさもひとしおでした。

プレゼンテーションのフィードバックを活かして挑んだインターンシップ

前回のプレゼンテーションでは、「着眼点が良い」というお褒めの言葉をいただけましたが、足りなかったのが「実現可能かどうか」という点についてでした。そこはやはりまだ学生ということで考えが足らなかったようです。しかし、ビジネスの世界は夢物語では進めて行くことはできません。自分の提案は実現可能なのかという点を意識して今後は取り組むことを決めました。

SPORTSDEPO常連ならではの視点で店舗の視察

インターンシップ初日は、SPORTSDEPOの大型店に連れて行っていただき、店舗を見た感想をまとめ翌日報告するという課題をいただきました。私の地元にあるSPORTSDEPOには頻繁に通っていたため、そちらの店舗と比べるとどうかという視点も持ってお店を見て廻りました。そこで私が驚いたのは、店舗によって陳列方法が異なっているということです。地元店舗の方がセール品とそうではない商品が分かれていて見つけやすい陳列になっていると思ったため、それをレポートにまとめて報告しました。

若者の視点を活かして取り組んだSEO対策

その後、任せていただいた一つ目の業務は、SPORTSDEPOの公式ツイッターの投稿文章をより拡散してもらえるような内容にすることでした。SPORTSDEPOの公式ツイッターはすでに魅力的で、愛好者の私から見ても充分だと感じましたが、一つ気になったのがアウトドアを楽しむ方への訴求が強いため、もう少し対象者を広げた方が良いのではないかと考えました。今回私がお任せいただいたのは「#オソトハジメ」の記事で、日焼け対策についてがテーマです。9月という後楽園シーズンであったということ、運動会や体育祭と言った身近な行事が目白押しのシーズンであることからそのような文章に変えることを提案しました。改めて私がターゲットにしたのは生徒とその保護者です。後ほど社員の方よりいいねの数やリツイート数が伸びたという嬉しい報告をいただくことができました。

アンケート調査に四苦八苦したカスタマージャーニー


二つ目の業務としては、今後の勉強のために、一つの商品を取り上げてカスタマージャーニーを作成する業務を担当しました。カスタマージャーニーとは、マーケティングの要素で消費者の動向を表にまとめ、今後の対策に活かすというものです。こちらの作成においては自分でテーマを決めて良いということでしたので「スニーカーを購入したい20歳前後の女子大学生」を対象にしました。作成にあたり対象者にアンケートを取る必要があります。そこで私はInstagramを利用し、アンケートに答えてくれる人を募りました。もちろんアンケート内容も自ら作成しました。アンケート作成は大学生の私には難しく、アルペンの方でも難しいとのことでした。特に色々と聞きたくてアンケートの量を増やせば回答率が悪くなる上に、自由記入欄が多いとそれぞれの項目の回答が似てしまうという弊害も生じます。そして今回は回答者が5名しか確保できず、明らかに偏った結果になってしまいました。私がアンケートから得た結論は「スニーカーの購入にはインターネットを利用しない」というものでしたが、アルペンの方より「インターネットで靴を購入する人が実際には多いため、インターネットで靴を購入する人の意見も入れて検討しないといけない」というアドバイスをいただきました。一方で回答者が大学生ということで新鮮で斬新な意見も得ることができたのは収穫だったとも言っていただけました。


経験したこの貴重な1ヶ月間を今後に繋げていきたい

今回のインターンシップは1ヶ月の間に10日間ほどオフィスへ行くというものでした。基本的には午前中か午後の3時間、アルペンのオフィスに行き、社員の方と肩を並べて作業をしました。インターンシップ生の私に、担当の社員の方もつけてくださり、本当に丁寧にアドバイスをいただきました。プレゼンテーションの発表にフィードバックをいただけたのはもちろん、作業中にも頻繁にお声をかけていただきました。プロの意見をもらえるのは大学生の私には恐れ多くも新鮮なことで、行く度に毎回多くの学びを得ることができました。社員の方とはビルの最上階の社員食堂でお昼をご一緒することもありました。気さくで優しい社員の方に、綺麗なオフィス。インターンシップが終わってしまうのが残念でした。そしてこの会社で社員になりたいと思うようになりました。同期より少し早く、特別なインターンシップを経験することができたので、間も無く訪れる就職活動でもその経験を活かし、納得の行く結果を残したいと思います。そして、商学部の後輩にも日々向上心を持って取り組んでいれば、このように素敵な機会を与えてもらえるのだということを伝えていけたらと思います。

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同じく、アルペンでインターンシップシップを行なった河井さんの記事もご覧ください。