国際ボランティア参加でグリュックスブルクへ
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経営学部経営学科1年生の安田さんは初めての海外経験に国際ボランティアプログラムを選びました。目的は英語力の向上と自分の視野を広げること。約1ヶ月の活動を終えて帰国した安田さんにお話を伺いました。 SDGs...
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Volunteer Projects
ドイツ
夏期休暇の2〜3週間を、ヨーロッパまたはアジア、北米にて世界中から集まる同年代の若者たちと生活を共にしながら、環境保護、遺跡修復、社会福祉等、地域社会発展の為のボランティア活動に参加します。ボランティアの前後には自主旅行を行い、グローバル人材になるべく見聞を広めます。夏休みを利用して意義ある国際交流体験を行うことができる、本学の海外プログラムの中でも参加人数が多く人気のあるプログラムです。今回は、国際ボランティアプロジェクトにてドイツで活動を行った、商学部1年生の学生のレポートをお届けします。
場所:ドイツ・シュヴァンフェルト
内容:清掃活動(学校やお墓などでの草むしり)
フェスティバルの設営・片付け作業
グローバル化により海外へ行くのも海外から来るのもとても容易となった現代で、海外での経験がないということは自分自身の視野を狭めることだと思っていました。また、私の短所には、何か物事に挑戦しようと思った時に行動する前に失敗した時のことを考えたり、自分にはできるはずがないと勝手に限界を決めてしまうところがあります。この短所を克服しなければ、これ以上の成長はないと自分でも感じていました。そのため、もともと海外に行ってみたいという興味もありましたが、英語が全く話せない私がたった1人海外に行き、ボランティアを通し数えきれないほどの経験ができるこの国際ボランティアに参加することで、短所の克服につながると考えました。また、将来どのような進路にするべきかなど先のことを考えるには自分の考え方だけでなく、様々な人の考え方や価値観を吸収することが刺激になると思いました。これらのことから様々な国の方との交流が可能な国際ボランティアに参加したいと思いました。
私は出発日が近づくにつれて、自分の英語力では決して無事に帰国することはできないと思い、試験勉強も捗らないほどの不安を感じていました。しかしドイツに到着してからは、まるで映画の世界のような景色に緊張と期待に胸が膨らみ、「やるしかない」という気持ちに切り替わっていました。出国前の私には想像もつかなかった変化です。このことから、何事においても、自分の想像で限界を決めるのではなく挑戦することの大切さを学びました。また、大げさかもしれませんが、初めての海外を一人で旅し、無事に帰国し、とても楽しく良い経験ができた、という事実はとても大きな成果です。なぜなら、言葉の通じない海外では、困った時に日本のように友人や家族に頼ることはできず、自分の力で解決しなければならなかったからです。常に何らかの不安との隣り合わせの生活は、自分の精神的な成長となりました。
また、2ヶ国語以上、特に英語を話すことができることの価値を知りました。プログラムに参加する前は英語を話せるようになるために努力しようとは思ったことはありませんでした。しかし、渡航期間中、私は英語が話せたらと後悔することが幾度となくありました。例えば、飛行機や電車の切符を買うにしても、ホテルのチェックインにしてもあれほど苦労することはなかったと思います。そして後悔の大きな原因となったのは、ホステルで出逢った人、ボランティアメンバー、活動地域の住民、様々な人とより深い関係を築くことができたのではないだろうかということです。この後悔から私はかつてないほどの学びたいという意欲を感じています。
そして人の優しさに幾度となく助けられたからこそ、見返りを求めない優しさという、人として最も大切なことを大学生になって改めて学ぶことができました。
参加学生の体験談を公開しています。
国際ボランティアプロジェクト2017 現地レポート