ベトナムの首都ハノイでの就業体験《25期海外インターンシップ現地レポート》
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第25回の海外インターンシップも本日が最終日となりました。今回製造メーカーやIT企業、日本語学校など最も多くの受入企業に学生を派遣しているベトナムの首都ハノイの地において、コンサルティング企業と製造メ...
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海外インターンシップ
International Internship
この春季休暇を利用して、第25回の海外インターンシップが現在実施されております。今回は48名の学生がアジア7カ国28企業の日系企業や現地法人の企業様を受入企業として、現地に派遣され3-4週間の実地研修を経験しています。今回はカンボジアの首都プノンペン・シエムリアップの各都市でインターンシップを経験した学生達のレポートをお届けします。
カンボジア(派遣企業:2社、渡航学生:3名)
私はカンボジアの世界遺産「アンコールワット」の近くにあるシェムリアップにて、プロサッカークラブであるAngkor Tiger Football Clubでのインターンシップに参加しました。活動内容は、週末に行われるアンコールタイガーFCのホームゲームに向けてグッズの売上目標を設定し、プロジェクトメンバーと協力して業務に取り組むことになりました。売上目標達成に向けて、過去のグッズ売上データを集計し平均からどれをどれだけ売ることができれば目標を達成できるのかを考え、メンバー達と相談した結果「サイン入りグッズの販売」、「サイン付きを販売しているというPR動画の作成」、「2個買ったら昔のユニフォームを一つプレゼントする」以上3点を行うことに決まったので、それぞれの業務が円滑に遂行するように現地スタッフや日本人社員の方のアドバイスも取り入れながら当日の販売に臨みました。
当日の販売では、サイン付きのユニフォームに関しては「PR動画も見た」というお客さんもいらっしゃって売上を上げることができたのは大きな喜びとなり、反対に在庫の欠品から販売ロスが出てしまったりプレゼント企画についても周知方法が徹底しきれなかった等課題点も浮き彫りになり、目標販売額に到達することは叶いませんでした。
しかし、私は今回の1ヶ月間のインターン業務を通じて学んだことは、PDCAサイクルで「計画→実行→評価→改善→」を繰り返すことで良い結果につながるということを知り、同時に実際に自分が販売体験に挑戦することでこのような貴重な結果が得られたと考えています。今後もこのような機会があればぜひ参加していきたいです。
私はカンボジアの首都プノンペンで実施しているサムライカレープロジェクトに参加しています。このプログラムでは学生である自分たちだけで商材を企画・仕入・製造・販売を一貫して行い、スモールビジネスを体験することによって実社会でのビジネスの土台となる考えを構築したり、異国の地における異文化交流プログラムとしての体験も得ることができます。私たちは郊外にある巨大なイオンモールや有名寺院の広場にて販売体験する機会があり、現地カンボジア人へのヒアリングを通じて、何をどのように売るかというマーケティングの基本を学び、ターゲット層に合わせた商品選定や価格設定、販売方法の工夫が成功の鍵であることを実感しました。また、消費者のニーズだけでなく、販売者側の視点も重要であり、流通の仕組みや販売チャネルについても理解を深める必要があると感じました。例えば、私たちが考えているような日本で人気のある商品という物でも、現地の人々に馴染みがなければ売れにくいということに気付き、反対に日本を前面に押し出した商品は比較的売れやすいことも分かりました。そこで、パッケージに「日本」や「Made in Japan」といった表記を入れたり、日本の代表的な食材や味付けをアピールしたりすることで、関心を持ってもらうよう工夫を凝らしました。
小売体験の本番では、私たちのチームは団子やお寿司などを販売しましたが、反省点として売れる商品と売れない商品の見極めが不十分だったことが販売結果から振り返ると挙げることができます。現地の市場調査をもっと綿密に行い、事前に試食などを通じてニーズを把握すれば、より効果的な販売ができたと感じました。また、商品の説明をもっと分かりやすく伝えるために、現地の言葉で簡単な説明文を用意するなどの工夫も必要だと感じました。
今回の経験を活かし、次回はより現地の嗜好やニーズを深く理解し、売れやすい商品選びや販売戦略を工夫し、販売時の接客や宣伝方法にもメンバー内で知恵を絞り、より多くの人に日本の商品を知ってもらえるような取り組みをしていきたいと考えています。