ベトナムの首都ハノイでの就業体験《25期海外インターンシップ現地レポート》
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第25回の海外インターンシップも本日が最終日となりました。今回製造メーカーやIT企業、日本語学校など最も多くの受入企業に学生を派遣しているベトナムの首都ハノイの地において、コンサルティング企業と製造メ...
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海外インターンシップ
International Internship
第25回の海外インターンシップにおいて、タイで就業体験中の学生達からレポートが届きました。今回は首都バンコクに次いで日本人居住者が多く、日系企業も多数進出しているタイ南東部シラチャエリアでインターンシップ中の学生の様子をお届けします。
タイ(派遣企業:4社、渡航学生:6名)
インターンシップ開始からあっという間に二週間が経ちました。私は今タイの首都バンコクから南東へ車で約2時間ほどの位置にあるシラチャにおいて、日本のブリーズベイホテルグループが経営する「The City Hotel Sriracha」でインターンシップに参加しています。ここでは私は朝食ビュッフェ会場での業務とフロント業務の二つに取り組んでいます。
朝食の時間では、ホスピタリティのある対応を心がけます。このホテルの特徴として、年間契約で宿泊されている日本人の方や、シラチャ近郊にある多くの日系企業へ出張ベースで繰り返し滞在される方が多く、毎日来られる方の特徴をメモして雰囲気まで覚えることで、だんだんとその方に合わせた対応ができるようになりました。お客様がホテルに帰ってくる際も、私がフロント業務にあたっていることが多いため、「頑張っているね」と声を掛けて下さる方も増え、とても元気をもらえます。
フロント業務の方では、まったく経験のない業務、日本語も通じない環境とあって最初は戸惑いましたが、担当者のドゥイさんに「もし私にできることがあれば教えてください」と伝えたところ、多くのことを教えてくれるようになりました。まず私が任された仕事は、ルームサービスの伝票作りです。宿泊費の支払い時に追加料金として足されるので、分かりやすいように伝票に記載しておく仕事です。最初はメニューを書き写すだけでしたが税金やサービス料の計算も教えてもらい、最後まで完成さられるようになりました。支払いに関する責任のある仕事を任せてもらい、とても良い経験になりました。他にも、追加料金をパソコンに登録する作業や、宿泊の予約が入った時の登録方法などを教えてもらいました。最終的には予約メールの対応から、ルームキーの作成まで自分で行うことができました。最初は全くわからない状態だったので、教えてもらった仕事をできるようなれたことにとても達成感があります。改めて、自分の意思を伝えることの大切さを学びました。
残り一週間であることが寂しく感じるほどですが、最後まで自分にできることを探し、責任を持って頑張りたいです。
私はシラチャ郊外の工業団地にある自動車部品製造メーカー「SET」様で、三週間のインターンシップに来ています。この企業は自動車の内装パーツにおける「シボ加工・ブラスト加工」という特殊な加工を行う企業であり、多くの行程は手作業によって製品を製造し取引先の大手自動車メーカーに納品しています。熟練した技術者になるには最低10年はかかると教わり、インターンの実習の一環として私もシボやブラストの加工実習を行いました。実際に作業・加工するにあたって、精度やスピードが求められるので大変さを実感しました。実習の一例では、写真のようにプラスチックの箱に加工を施すのですが、カッティングの作業で細かいデザインがとても難しく、神経を研ぎ澄まさないとミスしてしまいます。更に集中するだけでなく丁寧さやテクニック、創意工夫なども求められます。自分は細かい部分が綺麗にカット出来ず現地従業員の方に手伝ってもらいましたが、繊細な作業でも迅速かつ丁寧で高精度な技術を目の当たりにしかっこいいと感じました。その際にこの方とも交流を深めることもできて楽しかったです。また、別の工程である製品へのマーキング作業も経験し、慣れてきた頃には取引先に送る製品のマーキングを実際に作業させてもらいました。事前に練習を繰り返し行ったので、自分なりに工夫した結果練習の時よりもかなり綺麗にできました。社員の方々にも綺麗だと言ってもらえたことと、自分が作業を施した物が実際に取引で使用されるということが嬉しかったです。
また、日本人駐在員の方々にインタビューを行う機会もありました。駐在することになった経緯や駐在する前のこと、大変なこと、やりがいなど多くの貴重な話を聞くことができました。一番大事にしていることは、時には作業には危険を伴う面もある仕事なので、安全面を最優先で気に掛けることだと伺いました。他にも現地従業員のモチベーションの保ち方や、異なる価値観を持つ外国人との関わり方など海外ならでは様々なことに目を向けているのだと感じました。
インターン期間も残り一週間なので、出来るだけ現地の従業員の方々と交流を深め、多くのことを学び吸収して帰国したいです。