ベトナムの首都ハノイでの就業体験《25期海外インターンシップ現地レポート》
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第25回の海外インターンシップも本日が最終日となりました。今回製造メーカーやIT企業、日本語学校など最も多くの受入企業に学生を派遣しているベトナムの首都ハノイの地において、コンサルティング企業と製造メ...

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International Internship
ベトナム
東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和国のベトナムの国土は南北に細長く、北は中華人民共和国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接しています。東は南シナ海に面し、ビーチ、川、仏塔など、活気溢れる都市で知られています。
今回は、日本でもよく知られた企業で海外インターンシップを経験した、経営学部3年 池本 レオさんにお話を伺いました。
今回、派遣先であった中日本高速道路株式会社は、日本における高速道路の建設・維持管理を通して蓄積した技術・経験等の活用により、海外事業の本格的な展開を進めています。特に、アジア地域を中心として有料道路事業などを幅広く展開しています。私が派遣されたべトナムにおいては、現地事務所を設置して積極的に事業が行なわれ、日本の高速道路会社として初めてベトナムにおける有料道路事業に参入しています。
中日本高速道路株式会社ベトナム事務所の主な業務は、新規や既存の道路調査はもちろん、ベトナム国内での道路に対するニーズの変化や経済発展状況によるコスト意識の変化にキャッチアップするなど情報収集活動となっています。私のインターンシップ活動の多くも現地調査に同行することでした。
卒業後、海外の企業と取引がある日本企業で働き、将来は海外の企業で実際に働くことを希望しています。この海外インターンシップは、将来の夢とその目標をより明確にすることができる絶好のチャンスだと考え、参加を決めました。
このインターンシップ中に、所長から「TPOを考えて行動しなさい」とアドバイスをいただきました。これは、Time(時間)・Place(場所)・Occasion(状況)の略であり、今聞くべきなのか、この場所で聞くべきなのか、この状況で聞くべきなのかを常に考えて行動することが大切であると教わりました。恥ずかしながら、私はこれまでTPOという言葉すら知りませんでした。私にとってこのTPOについては非常にプラスになるお話であり、今後社会人になる上で絶対に忘れてはいけないことだと知りました。
私はTPOに対するスキルアップを図るために、帰国してからも部活動や大学生活、社会経験となるアルバイトなどでTPOを意識した行動を心がけ、さらに成長するように努力していきたいと考えています。
特に忘れられない体験は、パートナーシップ協定を結ぶFCC 社との調査報告会議の場で、私たちインターンシップ生が現地で感じたことを発表する機会をいただいたことです。
その会議に向けて作成したプレゼンテーションは、発表時間が5分ととても短いものでしたが、所長からは読書感想文になっているとご指摘をいただきました。幾度も指導をいただき、自分の考えとその結論を踏まえたプレゼンテーションの完成に時間がかかってしまったことを思い出します。実際に調査団のプレゼンテーションもリハーサルで拝見させていただき、私たち学生が作るプレゼンテーションとは全く異なるレベルの高いものを目の当たりにして、社会人の厳しさを改めて実感することができました。
このインターンシップを通して、私にはまだまだ学ばなければいけないことがたくさんあることに気づかされました。また、海外で働くことの考え方や、自分の考えを相手に伝えることの難しさを学ぶことができ、当初掲げた「将来の夢をより明確にさせること」について目標を達成できたと確信しています。
海外インターンシップで得られた貴重な経験は、私にとって今後の就職活動や社会に出てからの強みとして活きてくると思います。