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面接官の言葉「どうしてそんなに機転が利くの?」

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小学校2年生から野球を始めて早10年以上。今の松永さん(商学部・マーケティング学科)を作り上げたのはこの野球人生と言っても過言ではありません。野球人生で作り上げた松永さんの人当たりの良いキャラクターは面接時に大いに評価され、合計で11社もの内定をいただくことができました。緊張してしまう場面でも面接官から笑顔を引き出したいとユーモアのある返しをすることを心がけたと言う松永さん。そんな朗らかな一面の裏にはこれまでの人一倍の努力がありました。最後に第一志望の日東工器株式会社から内定をいただけたというドラマチックな終わり方をした今回の就活。そこに至るまでをユーモラスに語ってもらいました。


野球以外の生活も楽しむためにと軟式野球部を選んだ結果


これまで野球漬けの日々を送っていた私は、大学生になったら野球以外のことにも目も向けられるようにと、硬式野球部でも準硬式野球部でもなく、軟式野球部を選びました。名商大は海外プログラムが豊富なので、留学してみようかなんて楽しみに考えていました。ところが、名商大の軟式野球部は全国ベスト4に入るくらい強く、練習への力の入れっぷりは相当なものでした。想定外の出来事でしたが、もちろん野球が好きな気持ちに変わりはないので取り組むことにしました。そして、名商大は成績評価が厳しいということと、寮に入っている学生は出席率がある一定の水準以上でなければならないというルールがあることから、文武両道を地で行く過酷な大学生活が始まってしまいました。加えて一人暮らしをするために生活費をアルバイトで稼がなければならない。憧れていた一人暮らしも現実は厳しく、家に帰って泥々になったユニフォームを洗う日々。自炊をして節約もしなければならないのでとにかく毎日時間に追われていました。しかし、幼い頃から野球で培ってきた体力と精神力のお陰で体調を崩すことなくやってくることができました。前向きな性格なのでこれらの経験が就活で活かせた結果、日東工器のような素晴らしい企業に内定をもらうことができたと思っています。


何気なく見ていたニュースで大学に通えていることの有り難みを知る

就活に目を向けるようになってから何気なく見ていたニュースに気になるワードがいくつか出てくるようになりました。当時気になっていたのは日本国民の所得が下がっているという話題です。学費という決して安くはない金額を自分に何の心配もさせずに工面してくれていた両親にじわじわと感謝の気持ちが湧いてきました。そして自分も将来子供がやりたいことをさせてあげられるだけのお金を稼げる仕事がしたいと思いました。新卒の就活は自分が行きたい企業に行ける絶好の機会を与えられていると思ったため、難易度が高いとしても、大手企業を受験することに決めました。私が大手企業を目指す理由はいくつかありました。まず、優秀な人がたくさんいて刺激を受けながら働くことができるということ、難易度の高い仕事を経験でき、それを通して自分の成長が見込めるだろうということ、待遇面で大きな心配が無く、安心して働ける環境であるだろうということです。もちろん私のように考える就活生は多くいるため、採用される難易度は高いことが予想されました。そのためキャリアサポートセンターでも一番厳しいアドバイスをくださる職員の方に面接練習をお願いすることにしました。想定外の質問をいくつも出され、困惑しながらの面接練習。実際本番の方が遥かに答えやすい質問で楽でした。

面接官が笑ってしまうような受け答えを狙う

これには絶対の自信があったわけではありませんが、これで場の空気が凍りつくことがあればそれは自分に向いていない企業なのだと割り切って、面接中に一度は面接官に笑ってもらうことを心がけました。恐らく失敗してしまった企業もありましたが、思い出せません。面接後にフィードバックをくださる人事担当者の方がいらして「楽しませてもらったよ。どうしてそんなに機転が利くの?」と質問されたときの方が回答に詰まりました。しかしそれができたのは野球人生で厳しい上下関係から学んだことであったり、大学生活で出逢った面白いことを言う友人の存在であったり、何より温かい家庭環境があったことなど実に様々な要因が今の自分を作っているからだと思います。

就活後半にして第一志望の企業に出逢う

これまで選考を受けてきたのは入社したい企業だけでしたが、その中から1社はどうしても選びきれませんでした。そんな中、まさに自分が理想とする企業、日東工器を見つけました。これまで受験してきた企業に内定承諾の返事をする期限も迫っています。多くの内定を得たにも関わらず、日東工器の結果が出る前に図らずも全ての内定が無くなる事態になりました。10社内定をもらっていても無くなれば何にもなりません。内定がゼロからスタートになってしまった怖さとこれから就活が再始動かという面倒臭さはありましたが、新卒のメリットを味わえるのは今だけと切り替えて臨むことにしました。就活で最後にもらったのが第一志望からの内定だったので本当に嬉しかったです。

自分らしい就活を終えた今、これからの目標は

選考中グループ面接になると、他大学の学生の受け答えを耳にすることになります。そこで、定型文で話している人が多いのを感じました。私はおしゃべりな性格だというのもありますが、面接官の質問に応じて自分の中にある話題を引っ張り出してくるような回答を心がけていました。何より面接を貴重な出逢いの機会と捉え、楽しくお話をさせていただきました。一人暮らしをしていることもあり、就活の話を家族とする機会はありませんでしたが、日東工器に内定をいただいた話をすると、父は「良い会社とご縁があったね」と喜んでくれました。父が唯一くれたアドバイスが「福利厚生がしっかりしている企業に就職しなさい」というものでした。それはキャリアサポートセンターの方も繰り返しおっしゃっていました。仕事で良いパフォーマンスをするにはまず自身が心物共に満たされていることが大切だと今なら理解できます。

貴重なご縁をいただいたからには上を目指してバリバリ働きますと言いたいところですが、まずは他の社員のみなさんのご迷惑にならないように、戦力外通告されないように働いていきます。そして、就活で褒められた笑顔と朗らかさを絶やさず、職場で働く人達に1日1回は私のことで笑ってもらえるような、そんな働き方がしたいです。