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ベトナムのハノイで海外インターンシップに参加して写真の編集業務を体験しました

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海外インターンシップ | ベトナム

グローバル人材育成プログラム、CAPI(Carrier Advancement Program International)の第2回目となる、海外インターンシップINベトナムに参加させていただきました、名古屋商科大学コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科2年の清家みのりです。私は3/4〜3/16の間、ベトナムのハノイに所在するMOCAP様にインターンシップさせていただきました。
様々な業務をしましたが、その中のひとつ、写真の編集業務のフォトアルバムの制作について書かせていただきます。
フォトアルバムは日本人向けのもので、2ページずつ、使われる写真はあらかじめお客様側から指定されています。あとはこちら側が大きくしたり、小さくしたり、バランスよく配置し、それを何ページも作っていきます。
私たちも同じようにフォトアルバムを数ページ作り、なぜ全体的なバランスをこのようにしたのか、なぜこの写真をこのサイズでここに配置したのか、とスタッフの方達と話し合いました。私たちの職場には、ベトナム人スタッフの方が15名程おられる中に幸いなことに日本語の流暢な方が4名ほど居られたため、話し合うことが可能でした。また、事前にスタッフの方達が制作したフォトアルバムやポスターを見て、評価したり、改善点などを話し合ったりしました。
なぜ話し合いが必要かというと、日本人向けのフォトアルバムのため日本人の感覚が必要になってくるからです。例えば、集合写真などは一番笑顔でブレていない皆の顔が写っているものを大きく目立つように配置するのが好まれます。それは、皆平等に顔が写っているからです。一人ばっかりが写っているアルバムでは、写っている人は嬉しいかもしれませんが、他の人はそうではないでしょうし、面白くありません。だからといって集合写真を何枚も配置するのも、ページの大きさは決まっているので限られてきますし、なにより他の写真も配置して欲しいと思います。
こういった日本人の感覚を伝えていきました。
日本人である私たちでも難しいと思ったのは、1枚1枚の“写真”からお客様の気持ちを汲み取り、感じることです。お客様目線。お客様はどんな気持ちでこの写真を撮ったのか、コンセプトは何だろうか、見た時どう思うかなど、膨大な数の写真の中、あるいは少ない枚数の写真の中から考えて制作していかなければいけません。【日本人インターンシップ生】として企業に貢献できることはなんだろう?と考えたとき、そういった日本人の相手の気持ちを汲み取る感覚を重要視し伝えることが、私たち【日本人インターンシップ生】が企業に貢献できることだと思いました。
ベトナムには日本人に近い思いやりを持った人々がたくさんいます。
というのも、私はベトナムでの2週間のうち、実は2日間だけ風邪をひいて朝食にも行けず寝込んでいたのですが、親切なことにホテルの方がおかゆを持ってきてくれて、頼むと梨も剥いでくれました。タクシーのお兄さんは毎日の送り迎えの際、毎回笑顔でXin chao!(こんにちは!)と陽気に迎えてくれ、ベトナムの音楽を聴かせてくれたり、一緒にベトナム語で1から130くらいまで数えてくれたりしました。
私たちは高級ホテルに泊まった訳でも、高いタクシーを利用した訳でもありません。日本のホテルでもおかゆを持ってきてくれるホテルは少ないでしょうし、愛想の良いタクシーの運転手さんも外国人相手にそこまでしてくれるでしょうか?
そんな思いやりのある温かい国民性のベトナム人だからこそ、日本人の相手の気持ちを汲み取る感覚を掴めると感じました。「ベトナムには良い人しか存在しないのか!」と思う程でした。とは言っても、ちゃんとパイナップル売りのおばちゃんたちには、しっかりとぼったくられましたが。
今回のインターンシップで一番驚いたのは、日本語が流暢なベトナム人のスタッフの方達が日本人に近い感覚を持っていたことです。彼女達は日本への留学経験もあり、礼儀作法も心得ています。社内には、ベトナム語オンリーのスタッフの人数と比較すると少ない人数ではありますが、日本語の流暢なベトナム人スタッフの方達が数名居られます。社内の日本人上司とスタッフたちを繋ぐ架け橋として活躍していて、私たちインターンシップ生が円滑にコミュニケーションを行えたのも、深く友好的になれたのも彼女達の存在がなければできなかったと思います。
2週間という短い期間でしたが、貴重な経験をする刺激的な日々でした。
今回、ハノイまで引率してくださった梶田さんをはじめCAPIプログラムに携わってくださった大学関係者の方々に深くお礼を申し上げます。ありがとうございました。そしてハノイでインターンシップをする私たち学生のお世話をしてくださった力ベトナムの稲垣様をはじめ、おおいに歓迎してくださった学生の皆様、本当にありがとうございました。
そして、大変ご迷惑をかけてしまいましたが、ベトナムで母のように親身にしてくださった鈴木様、様々な興味深いお話をしてくださった佐川様、私たち学生のことを考えてお世話してくださった三谷様、私達のお兄ちゃん的存在の高梨様、貴重なお話をしてくださった津田様、そして、私達と一番長く居たBPOチームの方々、本当にお世話になりました。BPOチームの方々には根気強くご指導いただき、最後にはBPOチームならではのプレゼントまで頂き、本当にありがたく思っています。MOCAP様では、たくさんの貴重な経験をさせていただき、何とお礼を申し上げてよいのか、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。帰国する日が近づくにつれ、ベトナムをそしてお世話になった御社を離れるのが寂しく感じ、帰りのエレベーターで半ベソをかくくらい、充実した濃い2週間を過ごすことができました。
最後になってしまったけれど、寝込んでいる時に心配してくれたり、お互いのことを報告し合い、悩んだときアドバイスをくれたり、楽しませてくれたCAPIのメンバー、本当にありがとう。
この経験をただの時間が流れただけの受身の経験にせず、自分の中で噛みしめ、吸収し、昇華できるように、考動していきたいと思います。
インターンシップ中、「もっとこうしたい」という気持ちや理想が自分の中にあるのに、なかなか追いつかない自分に、どうすればその気持ちや理想に追いつくだろう?といらだちを感じるときもありました。その時感じたのは、一番の味方は自分であり、一番のライバルも自分だということです。周りの人と比べてもその人になれるわけもありません。今の自分の出来る限りで出来ることを絞り出す。自分の出来ることに、違う視点や工夫を加えてアプローチしてみる。自分に必要だと思ったら身につけるための手段を見つけて行動する。それが私の答えでした。
帰国して1週間がもう経ってしまいました。インターンシップ2週間で感じた様々な感覚を忘れないようにし、これからに生かしていきたいです。
そして、たくさんの貴重で素敵な出会いとご縁をこれからも大切にし、様々なことを経験し、そのたびに噛みしめ、今後の学生生活、また自身の人生をみのりあるものにしていきたいと思います。
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